戻らない | 独学の道Ⅲ

独学の道Ⅲ

自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。By幸田露伴(努力論言葉より)

お盆が近づいてまいりました。照れ

 

お盆と云えば、カルチャーショックを受けたことがありました。ガーン

 

東京の学校に通っていた頃に、7月にお盆を迎えることを当たり前のように言われていて・・・・

 

東北人の私は・・・閉口しました。・・・・なに?それ?ポーン

 

8月でしょ!お盆は!って思っていましたが、

 

 

なにせ東京はAWAY 、多勢に無勢、そして白痴、いや無知。

笑い泣き

後で知ったことですが、東北は農繁期で忙しいから8月に遅れたんだって。

 

へぇーニヤニヤ

 

 

だから、大誘拐の映画を見ても、行儀見習いのキミさんが梅雨明けの時の晴れ間に

 

家先で送り火をしている風景をみると、都会文化だなーと憧れを感じたものです。

すいません、この映画を見た人しか分からない雰囲気です。

 

 

この映画は通算100回以上は見ていて、ロケ地巡礼に30年も前に紀伊半島を

 

フェンダーミラー付きのディーゼルクラウンで、紀伊半島の旧国道を迷い迷い、

 

それこそ、高野山の龍神スカイラインから、三重の海まで、あまりの距離の長さと、

 

ナビが無く、5万分の1の紙地図のみで運転したものだから、商店を見つければ、

 

ここは何処ですかはてなマーク

 

また進むと、果樹の手入れをしている住人を見つけると駆け寄っていって・・・

 

ココは何処ですかはてなマーク

 

「国道に行きたいんですけども・・・・・教えてください・・・・・」

 

「ココが国道・・・だ!むかっ

 

(゚Д゚)エッ目

 

この車一台の幅の道が国道ですか?

 

って言ったら、相手は怪訝な顔をして、失礼な!という表情を何度も見ました。

 

そしたら、「あんたが言っている国道は、新道の事け!」って言われ、

 

「そうそう・・・2車線のすれ違える道に出たいんですけど・・・・」といって

 

2車線の国道に出るまで4時間も、右は50m谷底のグネグネ1車線の山道を

 

クラウンで慎重に・・・心臓が飛び出そうになりながら・・・

 

だって・・・バックできない道だもん。笑い泣き

 

前に進むか、谷底に落っこちるかを選ばなくてはならない道を

 

運転して生還した記憶が今でも新鮮です。チーン

 

あんな酷道!は今もあるんでしょうかね。あるでしょうね。

 

とにかく未だかつて、後にも先にも・・・・

 

目から自然と涙がこぼれながら運転した記憶はあれっきりです。

 

まー過去の過ぎたおじさんのたわごとは置いておいて・・・・

 

お盆は、家族みんなが集まり、亡くなったご先祖の霊も、お墓から一旦呼び寄せて、

 

日本語では死者が居る霊界には伝わらないようなので、霊界用語を話せるお坊さんを自宅に招いて、

あの世へと感謝の気持ちや子供や孫が帰ってきたことを伝えてもらい、一緒に楽しむ。

 

お盆が終わると、送り火によってまたお墓へと帰っていってもらう

 

この、お盆に・・・・・

 

帰りたいけど・・・首長たちの見解は?

 

 

帰ってきてほしくない。

 

とのことです。

 

ご先祖様が・・・おらいの孫はどうしたんだ?

 

八重子たちはどうしたんだ?元気な・ん・だ・が?

 

ってしょんぼりした感じで聞かれそうですね。

 

ソーサル・デス・タンス って 言っても分かんねべげども・・・な

 

帰ってこらんにぇんだど~・・・・

 

・・・・聞・こ・え・だ・アップ!?

・・・・タンス買ったんだべーガーン

もやもやもやもやもやもやもやもや

と説明しなければなりません。

 

 

ソーシャルディスタンス、地方に迷惑をかけるから、都会から帰ってくるな。行事は自粛。

 

サークルも自粛。ぜーんぶ自粛。

 

これって、人間の見えない絆を結束して大切に育む文化ですよね。

 

それを、辞めていくっていう方向は・・・・文化の滅亡じゃないですか?

 

一度滅んだ文化は戻らない。

 

新しい、生活様式とかって巷では言われてますけど・・・

 

大皿を囲んで箸をつつきながら・・・・きったねーなー母ちゃんの食べ方!ガーン

そこ❕かき回すなよ!!! えー?

 

一旦箸付けたら、戻さずに取れよ!ムキー

 

人のたっぺ付いだの、食べっちぇくネーなー

(つば)                 

・・・とか言いながら、賑やかに信頼関係を作っていったのが、大皿文化。

 

コロナに乗じて、文化が一つ、また一つと消滅していく兆しが、この記事から伺い知れます。

 

 

前回の諸行無常の響きなし記事の如く

 

 

時代の無常に合わせて生きて行かなくてはならないのでしょうね。

 

ちょっと、愚痴みたいな記事をご覧いただきましてありがとうございます。お願い