リニア問題を掘る | 独学の道Ⅲ

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自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。By幸田露伴(努力論言葉より)

本日も時事ネタです。

 

小耳に挟んで、気になるお話ですが・・・行方はいかに?

 

リニア問題

 

 

静岡県知事の川勝平太知事がリニア路線で大井川を通らせないと言っている件ですが、

 

何で?

 

と気になってきました。

 

記事を見てみると静岡県の北にあるわずかな土地をめぐっての話だと分かりました。

 

そこにあるのが大井川上流

 

つまり大井川の水が、リニアのトンネル工事で無くなってしまう事への危機感で

 

反対をしているという表向きの反対意見みたいです。

 

記事の出典元

 

 

 

調べてみると、映画「黒部の太陽」でもありましたが、破砕帯、フォッサマグナを工事するわけですので

 

水がジャバジャバ湧き出てきて、どっか地下水に逃げてしまい。

 

間違えば大井川の水を失ってしまうかもしれない危機は確かにあるかもしれません。

 

流域 62万人の生活が脅かされるわけです。

 

ただし、時代は変わっているのですから・・・・そこに力点を置いているとも思えません。

 

出典元

 

 

 

という事で、はじめの記事を読んでもらえば分かることですが、

 

大井川上流にある静岡県の田代ダムから山梨県へと水を引き、発電をしているという水利権の問題

 

がある上に、さらにお人好しでJRに工事によって水を減らされては困る

 

というのが本音なのではないでしょうか?

 

JRとしては水を減らさないためにも、もう少し深い地層にリニアを通して、

 

水問題に一切影響無いよう計画の変更をするか?

 

もしくは静岡県の大井川に関わらないように迂回して、間ノ岳北部をルートにするか

 

決断しなければなりません。

 

深く掘っても水問題を完全にクリアできる訳ではないでしょうから、

 

現実的には間ノ岳北部ルート修正となると、用地買収の問題やら、国土交通省への審査やらで

 

また時間が数年ほど延長してしまいそうです。

 

さらに、その上、工事距離も伸びますから、建設費用も格段に増えてしまいます。

 

かといって、川勝平太知事が変わるまで待っていることも出来ません。

 

 

さらなる情報として水利権1980年代の遺恨

 

 

 

 

過去にも同様の破砕帯ならではの水問題がたびたび発生している事が分かります。

 

こう云った記事を見ると、正しい決断としてはやはり迂回が遺恨を残さない決断ではないか

 

と思ってきます

 

そのような情報の前提を知りながらYOUTUBEで

 

川勝平太知事とJR東海副社長の現地視察映像を見てみます

 

 

そして次に、JR東海 社長との 対談を見てみます

 

 

 

JR東海社長は どうしても2027年にはリニア開業したいという思いが前面に出すぎていて、

 

説得力ゼロです。(´・ω・`)ガッカリ・・・。

 

トンネルを掘らずに山の上を通すから水は心配いりません・・・・

 

専門家の意見を聞いて行うので心配要りませんとかいわれても・・・・・ね!

現地の静岡県知事の地域住民の不安を全然払拭せずに、工事だって、静岡県まで

 

なし崩し的に来てしまっている事に腹を立てるのは分かる気がします。

 

状況的には

 

国や愛知県知事などから圧力が発生して、それに静岡県は屈してしまうのか?

 

それとも突っぱねて、大井川流域の住民62万人の生活を保障するのか?

 

はっきり言ってJR東海の社長が、もっと誠意を見せないと現状は動かないように思います。

 

個人的には早くリニアに乗ってみたいという気持ちがあるのですが、

 

令和の元号になってもまだ、フォッサマグナ破砕帯という日本列島の構造に翻弄されるとは・・・

 

人間の小ささを感じずにはいられません。

 

本日もご覧いただきありがとうございました。