なぜ川中島に住んでいるのか(C)JJ0WAJ All Rights Reserved | Kouji Okafujiのブログ

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写真と無線で老後を楽しむ

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ベアフット6m2エレで南アフリカの離れ小島 

前の3エリヤでは、北に六甲があるので、アフリカは聞くだけでした。 
ところが、川中島御厨だと、シーズンになると、ほぼ毎日交信できます。 
6mdx 
上記の図の概念で、地球の裏側から電離層反射を繰り返して飛んできた電波が、ちょうど川中島御厨に落ちたイメージです。 
相手の南アフリカの局からも珍しかったらしく、すぐTQSLに載りました。 
zone39-1 
zone39-2 
どういう場所かというと、通常はローバンドでzone39はマダカスカル島との交信になります。 
ところが、この二局はマダカスカル島の東、インド洋の南西諸島でして、まず交信はあっても記録が証明されない難易度の超高い場所です。 
それを、日本から、しかも6mでとなると、いくら自慢しても足りません。 
6mは、マジックバンドとよばれていて、だからこそ熱中する人がいるわけです。 
しかも、物干しざおにとりつけた2エレのHB9CV、ベアフットです。
局設備:
  • 2エレのHB9CV 
    蝶ネジで組み立てられる、再現性のいいDIAMONDではなく、なぜか今回はcometです。 
    建てるときは台湾と話せればラッキーくらいに気楽に考えていました。
  • 地上高7m 
    4mの足場鋼管に、足場金具で4mの物干しざおをつけて、つなぎで1m下がってますので7mのてっぺんです。
  • ビーム方向(固定) 
    おもに国内を想定して、バックが北海道、フロントが九州、あわよくば台湾。VKはかなりズレてます。
  • フジクラの5D2V、出来上がりの15mケーブル 
    プリアンプ、リニアなしの直付けが良かったとおもいます。
  • IC-7600(100W) 
    これが一番高価です。詳細は後ほど。

その時、たまたま早起きしていた 

6mは、7エレ、9エレのスタックが日本中にごろごろしています。 
その中で、パイルになってから呼んでも割り込むスキがないのはft8もおなじです。 
その日は、たまたま町内の側溝掃除の日で、自治会の組長をしているので、ザルを配るために6時に起きました 
ところが、開始の7時近くになると雨が降り出して中止、やることがないのでハイバンドから順番にひがら聞いてました。 
まだ6mの移動局が出る前から聞いていたので、最初は自分だけ聞こえている状態でした。
IC-7600最後のアナログ最高峰 

新品を購入すると、ひとまわり大きい搬送用梱包箱に入れられて、一台一台周波数ごとの感度が記入された検査シートが添付されて届くIC-7600 
SDRの最新機種との性能比較に出されるということは、アナログでそこまでの性能があるということに逆に驚くべき。 
局免許は、IC-PW1をつないだ、もう一台のIC-7600で7,14,21が500W 
IC-PW1は、6mで1kwも可能だが、かけらも必要性を感じないかわりに、このベアフット1台を6mとAH4に使っていました。 
おそらくIC-PW1を入れていたら、コネクタ二つと内部のリレーで聞こえなかったとおもいます。 
今回の相手局はサイトで調べたら、やはり75Wの直付けとのことです。
  • IC-7600を熱く語る(同時に二つ動かせる) 

  • 最新のICOMは、タッチパネルとマルチファンクションダイヤル。 
    部品点数が少ないので、故障も少なく安く生産できます。 
    FT8しか出ないのであれば、それでよし。 
    ところが6mのDXとなると、ft8でも相手局が別周波数を指定。 
    となると、元の周波数とはIC-7300ではさようなら、IC-7610ならこんにちわ。 
    さらにvkだとFT8で強く入るとCWに移ってスプリット。 
    ここで、同時にひとつの設定しか動かせないタッチパネルとマルチファンクションダイヤルの最新機種すべてとさようなら。 
    手は二つありますので、モード、スプリット、周波数とCWのスピード、ピッチ、RIT、フィルタを同時に二つまで動かせるIC-7600よ、こんにちわ 
    JJ0WAJという難読コールサインを、前後にわけてスピード、ピッチで強調して相手にとってもらえます。
  • IC-7600を熱く語る(SSBの変調度) 

  • これはもう、昔っからで、ヤエスやケンウッドな人が聞いたら笑っちゃいますが、、 
    アイコムはコンプレッサーをオンにすると、最大4倍の電力が飛んでいくものでした。 
    でした、というのは、ft8が流行りだした以降の機種は、それでは過変調を呼び込むだけなので、アイコムもヤエスやケンウッドに揃えたつもりなのかな。 
    IC-7300、IC-7900のSSBを聞いたとおり、情報量が、ぐっと増えて了解度が高いのですが、、 
    変調が浅い、、といってメーカーに修理に出す方まで現れるという現状。 
    IC-7610は設定でどうにかなる、、と高い買い物を我慢している模様。 
    IC-7600だと、ft8はALCのメータを出しっぱなしにして50%で運用。 
    -24 
    -24 
    ときたら、すかざずコンプレッサーのボタンをオンに 
    RR73 
    がきて、無事交信完了 
    たいがい3回までならペディション局でも待ってくれるので、これで何度救われたことか 
    もちろん、S/NではなくC/NなのがFT8ですが、レベルがすとんとおちる6mでは、この差はでかいです。
  • 個体4つ違いのないIC-7600 

  • なにせ、アナログ部品の多数詰め込みのIC-7600ですので、組み立て調整がたいへんなことは間違いないです。 
    ところが、新品2台、中古2台使ってきましたが(引っ越しでやったりやめたりしてるので)個体差は銘版だけです。 
    新品2台は、添付された検査シートの値こそちがいますが、4つともシリアル番号を控えていないと違いがわかりません。 
    さすが3年保証というべきか、IC-7300の4倍のお値段というべきか。 
    実はIC-7300もとっかえひっかえ4台使っていた(50WのMを含む、過去形)のですが、、。 
    一台一台IC-7300は、なんかちがう 
    50Wと100Wの違いか、ファームの違いとおもいきや、付属のマイクが変更になったようです。 
    そのうちコンプレッサーをft8でオンにできるファームがでるんじゃないかな。 
    先にも書きましたが、ft8のみであればIC-7300で幸せなら、一番幸せですが。

    カメラなんかもそうですが、タッチパネルとかマルチファンクションダイヤルを使いこなせば幸せというのもあり。 
    カメラなんかもそうですが、デジタルでより高解像度という性能追及もあるでしょう。 
    やれ、何エレだ、スタックだ、プリアンプだ、リニアだと追及するのも楽しいですね。 
    ところが、今回のそして人生最初で最後の6mDXは、もっとも複雑なアナログ機とシンプルな2エレでした。 
    ショートパスか、ロングパスかしらんけど、両方取りしたんじゃないかな。 
    6mといえば、、 
    2エリアで4エレ持って移動にでかけたら、いきなり台湾が出てきてびっくりしました。 
    3エリヤでは京都相楽郡に有名な移動局がでっぱなしなんですが、でっぱなしの理由が今回よくわかりました。
    灰になるまで 
    Until it's reduced to ashes.

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    令和5年5月12日 に作ったきり、、