自由になりなさい、


 

楽になりなさい、


 

と人は言う。


 

 

 

自由になってはいけない、

 

楽をしてはいけない、

 

と呪縛されてきた人間には

 

さらに追い詰めることになる、

 

ということを知っているだろうか。


 

 

 

自由になりたい!

楽になりたい!

 

もう何千回も叫んだ後に

 

追い打ちをかけられる。

 

悪気があろうとなかろうと。

 

 

 

 

善意のあふれる愛しいひとたちよ。


 

 

 

 

 

 

自由って、楽になるって、

そんなことさえ分からなくなっている。

そんなことが存在するのだろうかとさえ思う。


 

 

自分を罰するように

ただ息を殺して今日が一日過ぎていくことを祈る。


 

 

 

 

 

季節が変わろうとしている。

 

 


 

 

明るい日差しもさわやかな風もただ他人事のように通り過ぎていく。


 

そこに自分はいない。


 

 

 

 

存在感がなくても

 

空腹になれば貪るし、

 

眠くなれば逃避するかの如く眠る。


 

そして時間がくれば仕事に行くのだ。

 

 

 

 

何も、

 

何も変わらないならそんなことさえ起こらなければいいのに。


 

冗談のように“日常”は繰り返される。


望む、望まないにかかわらず

 

 

だ。


 

 

 

一体いつになれば季節に追いつけるのだろう。


 

 

 

 

今日も一日が過ぎていく。