職業の選択。

 

 

本人の資質と好み、環境、きっかけ、やりがい、なんとなく、親も看護師だったからetc...

 

 

長らく医療従事している人の中にはこの仕事をしてない人以外はバカ(表現スマソ)、みたいな雰囲気の人がいる。たしかに人には感謝され給料もそこそこいい。知識も身につく。

しかし、数ある中の仕事の一つだ。文明社会に生きている以上はそれぞれの仕事がなくてはならない。信念をもって仕事をしている以上はそれぞれの仕事が大事で尊い。

「あなた」がいないと社会はまわらないのだ。

 

 

日本の看護学校に通っていた頃、たったの数か月だが特養でアルバイトをしていたことがあった。ヘルパー2級もなにも持っておらずたただ「看護学生」というだけで採用された。

日本にもCNAのプロみたいな人は昔からいたらしい。それこそ後期高齢者制度ができるずーっと前から。多くは介護を経験した女性たち。そしてその多くはコワいといわれる人たち(オバちゃん)だったという。

 

 

私がアルバイトをしていたところは新設されたこともあって比較的若い介護福祉士やヘルパーもいたが例にもれずプロフェッショナルな人もいてなかなかおもしろい雰囲気だった。

なぜかヘルパーさんと看護師の間には軋轢があってお互いに「あいつらは仕事をしていない」と思っていたとおもう。(あれ?いまここでの状況と似てる??)

 

学校の実習が忙しくなってアルバイトをやめるといったとき同僚のおばちゃんが私に言った。

 

「あなたみたいになるのが夢だった」と。

 

その時は意味が分からず「・・・・?」だったが今となってはわかる気がする。

 

そのおばちゃんは長いこといろんなところでヘルパーとして働いていた。

看護師になりたかったが家族や介護など諸々の事情でタイミングを失っていたんだと思う。

今でこそ社会人入試とかあるがおばちゃんの年代では周りの状況が許さなかったのだと思う。日本的に家族を大切にするが故、私がいまさらという自己否定さ故にならなかったんだ思う。日本にはこうして自己犠牲になってきた人が数えきれないくらいいると思う。

(Sさん、今からでも遅くないですよ!)

 

だから私はいつも子供を抱えて看護師になったという人にを尊敬の念を抑えきれない。

 

確かに医療職の中で看護師は一発逆転が狙える職業だと思う。

シングルマザーだった同級生が看護師になってキラキラしている。

お金がすべてではないがお金の余裕はこころの余裕にも通じるのだ。

 

ここアメリカでも同じ。

看護師は人気職業。

ナーシングプログラムのウェイティングリストの長さでわかる。

(アメリカで卒業された日本人万歳!わたしたちの誇りです)

 

女の人だけではない。

もともとサラリーマンをしていたお父さんや初老のもと学校の先生などもいる。

 

看護師に限って言うと転職の理由は「お金」と躊躇なくはっきり言うのだ。

 

一部の人は医療に対する情熱などなくてもその頭脳だけで成れてしまうのも事実だ。

 

選択の「自由の国」、アメリカは結果主義。

 

試験さえパスすれば誰でもなれてしまうのだ。

このシステムはありがたくも恐ろしい。

 

 

男女差はあまり講じたくないが細やかさの点では女性のほうがやや有利ではないかと思う。

かとおもうと新卒の若い男子ナースの中にはやたら女子力が高くてびっくりすることがある。だが清拭や環境整備などはツメが甘いな、と思うことがある。

普段からお母さんのお手伝いをしてないのがバレバレ。

 

例外にKMは初老の男性ナースだが患者さんのADLの介助はスバラシイ。ちょっとしたシーツの汚れでもパットの交換でも苦にせずパッパとやってのける。

男性ナースの中にはこういったケアを患者さんが「女性だから」と多数派を占める女子CNAに丸投げしてしまうケースが多い。ADLの介助を丸投げするのはまだいいが「看護」がベアミニマムなのはいただけない。むしろADLの介助こそが看護の基礎だと思うのだが。

患者さんの失禁状態からアセスメントとかしないのか?データしか見ない看護師がいるのだ。

 

新しい患者さんがやってくると一連の流れがある。
ストレッチャーからベッドへの移動、時にはERやPACUに迎えに行くことさえある。
患者さんが到着したらまずモニターを付けてバイタルサインに着替えの援助。
そしてRNによるアセスメント。

ある夜に他のユニットから患者さんが搬送されてきた。
先に情報を得ていたため部屋のセッティングを済ませ準備は万端。
(仮に患者さんの予定がなくても私は部屋のセッティングはしておく。以前に緊急入院が来て何もしていなくて焦ったことがあったからだ。来なくても次のシフトが助かる)

担当になる予定のEHは新卒2年目のRN男子だ。ちょうど患者さんが到着したとき彼はほかに2人いるうちの一人に投薬していた。

 

患者さん到着。

 

その患者さんは自分でストレッチャーからベットに移動できたので介助はいらなかった。

横になる患者さんにモニターを付けバイタルサインを取る。

 

投薬が終わったEHは私がVSを取ってるのを横目にYoutubeを見てるじゃないか。。

 

そして結局、シフトが終わる直前だったこともあって患者さんの目のまえに現れることは一度もなかったのだ。EHはときとしてこういう風に丸投げすることが多々ある。人当たりはいいんだけどね。。私が手伝いすぎるから?

 

私としては将来RNになった時のためのトランスファーの練習をさせてもらってるつもりなのでいいのだが挨拶くらいはしてもいいんじゃないかと思う。初めて会う担当の患者さんが起きている限りは自己紹介に行くようにしている。そうじゃないといきなりコールライトがなったときやバイタルサインを取りにいっても「アンタ、誰?」とかになりかねない。

 

私がMJDを好きな理由のひとつに彼女が患者さんのアセスメントを取るときにはどんなに忙しくても立ったままでコンピューターに向かうのではなく患者さんの横に腰かけて話をする姿勢だ。(これはぜひマネしたい)それに自分の患者さんじゃなくてもコールライト対応は普通だし私ばっかりが対応してると「次は私が行くよ」と動いてくれる。

 

EHもKMもMJDもライセンスのあるRNだ。

同じRNでもこんなにも差があるのが事実。

 

私が英語がダメダメでもNCLEXに受かってしまえばRNなのだ。

 

 

ナースになるべきでないのになれた人

 

ナースになるべきなのになれなかった人

 

ナースになれたのにならなかった人

 

ナースになるべくしてなった人

 

 

どれも職業の選択。

 

 

ナースだけが職業ではないが専門の特殊性からもう少し人選をしたほうがいいんじゃないか、と思わせるナースにここでは時々出くわすのだ。(日本でもいたけどね)

 

 

きょうもどこかの病院でどこかのネクラが観察している。