マネージャーからアワードをもらってちょっとモチベーションが上がりそれなりにやる気を維持して今日も出勤した。
「ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
同僚のYMにエレベーターの隅で引き止められた。
聞きたいことがあるといいながら彼女は一方的に言い放った。
「PTのバイタルサインを取るのを今後一切やめて」と。
「!!!!」
ここで一気に奈落の底に落とされる。
どういうことかというと職場の再編成に伴いCNAがこれまでやっていた仕事をRNがやるように推奨されている。
YMの解釈によるとVSsは全くやらなくていい、と。
(ミーティングのときにエデュケーターに確認したがそこはdepends,と確かに言った)
そもそも私がRNの仕事を手伝いすぎる、だからRNがCNA(私)に頼り切る、その結果他のCNAがRNから仕事をしないと思われ迷惑をしていると言う意味の事をロシア語訛りでまくし立てられた。
内心、 「はぁ?!」とは思ったがここは社会人の知恵で言い返さなかった。
しかもYMは「私はここで20年働いてるけどね」と前置きをして有無を言わせない勢いだった。
いくらマネージャーより上の人間がああしろこうしろといっても実際には長く勤めてる人や声のデカイ人間の意見におされるのが現実だ。そしてそれを知っているのは現場にいる人だけだ。
さらに彼女は続けて言った。
一番忙しくなる時間帯にナースステーションにいるのを避けろ(RNの目につくところにいるな)、と。
勤続20年の彼女にとってRNは敵なのか?
アメリカに来て仕事を始めて驚くことがある。
「これは私の仕事じゃない」と言うことに躊躇がない。未だにこの言葉は受けいれられないし使った事も無い。しばしばこの悪魔のようなセリフが聞かれる。
アメリカは権利を主張する。
しかし権利と特権はちがう、と言うのが私の意見だ。
こんな事を言われてASDが平常心で仕事ができるわけがない。出勤したばかりだし1回めのVSsはとり終わってる。体の動きがこわばってるのが自分でもわかる。
You look so sad!
おなじユニットのRNが私に言った。
堪えていたものがあふれ出し思わずYMに言われた事をぶちまけてしまった。
(コレデカンゼンニCNAヲテキニマワシタナ)
普段あまり感情を表さない私にびっくりしたのかその場にいた3人のRNの注目を浴びた。
誰が?と聞かれたがそれは言わなかった。
それでも3人のRNは私を評価してくれて味方になった。そして他のCNAがいかに仕事をしないでいることも。
職場はTeam Workだ。誰の仕事とか関係ない。必要であればひとを選んでる場合じゃない。医療現場ならなおさらだ。私は私のできる事を最大限にやろうとしているだけだ。ほかのCNAのように椅子に座っていることはほぼ無いしそれを何とも思いもしない。
RNが私の味方をするのは当然だ。
なぜなら私の仕事の仕方はもし自分がRNだったらどうしてくれたら助かるか、と常に考えて動いてるからだ。当然CNAの身分では出来ないこともあるからこそ他の部分でのフォローに徹してる。
どうやらRNとCNAの間には軋轢があるようだ。
再編成されてからなおさらだ。
みんな変化に戸惑い苛立ちがみえる。
RNもCNAに対して不満を募らせている。
私は自分のWork Ethicを変えるつもりはないしバイタルサインもいつものように終わらせた。
私の話を聞いていたRNの一人がマネージャーと話をすべきだと言ったし私もそのつもりだ。
さて、この先はCNAとしてハブられることになるんだろうか?
まったく上がったり下がったりの毎日だ。