J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲 中木健二リサイタル@宗次ホール | This is 50.1730MHz hamradio station JP2LOA

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《クラシックコンサート》:2016/11/26(土) 17:00~20:00
チェロの中木健二さんの演奏リサイタル「J.S.Bach無伴奏チェロ組曲」を聴きに宗次ホール(名古屋市中区栄)にお邪魔した。
年末が近づくに連れ、仕事に趣味に気ぜわしく少々荒っぽくなって来た気持ちを癒やすべく、何か良いコンサートはないかと探すとJ.S.Bach無伴奏チェロ組曲の演目が目に止まり、会場ホールに予約チケット申し込んだところ結構な人気らしく1階席は既に埋っており2階最前列センターが獲れたのは幸いであった。
 
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昔も現在も時折テレビCMで流れるとハッとして思わず引き込まれるバッハの名曲である。パブロ・カザルスにより眠りから発掘され、以後ロストロポーヴィチの演奏や少し前にはヨーヨー・マの演奏画像が記憶に残っている方も多いであろう。
やはりいきなりハイライトの第一番ト長調プレリュードが始まると「そうそう、これこれふぃー」という何か温泉に使ったような安心感という完全な刷り込まれ状態。休憩含めての約3時間の長丁場でチェロ独奏は飽きるかと思いきや開始から最後まで演奏者は懸命な演奏力で汗だく疲労困憊、聴き手ものど飴なめたり合間を縫っての空咳をしたり足腰伸ばしたりと、300年前のバロック音楽を聴いている風でも無かったのが自身の中で笑えた。
 
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それにしても当然ながら直接の生音では無くホールのPAシステムで拡声されたものだが、音響は素晴らしく妙な膨らみやエッジに欠けることもなく音色や残響時間も適切で広がりと深さが感じ取られ、耳に心地よかった。
演奏中は些細だがミストーン(本当に些細な)もあるが、その場で人間が弾いているということの証であり、何等このバッハの楽曲イメージを崩すものでも無く、ホールに足を運んだ人へのおまけぐらいの感じで良いととらえた。
しかし、このプログラムを全曲暗譜で演奏って凄すぎる!
 
パンフレットによると演奏楽器は1700年製 ヨーゼフ・グァルネリとのことで、男性的中低音から女性を感じさせる高域まで伸びのある甘い音色で魅了された。
(かえって1959年製ギブソン レスポールという言葉が物凄く直近に感じる)
 
惜しくもこの11月に中木さんの「J.S.Bach無伴奏チェロ組曲」のCD録音も発売され同ホールでも販売されていたが、小遣いを電子部品購入に当て込んでいたので泣く泣く今回は諦めた。いつかはオーディオ機器確認用リファレンス音源として確保しよう。
 
いゃ~中木さん良かった良かった。癒やされました。お疲れ様でした!
 
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