田中千尋リサイタル@愛知県立芸術大学奏楽堂 | This is 50.1730MHz hamradio station JP2LOA

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《リサイタル》:2013年9月19日(木) 14:00~
 ヴィオラの田中千尋さん(愛知県立芸術大学院2年生)の博士前期課程修士リサイタルを聴きに大学まで出向いた。
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会社を午後休で抜け出し名古屋市営地下鉄「藤が丘駅」→リニモ「芸大通駅」と乗り継ぎ、初秋の青いどんぐりの転がる坂道のアスファルトを夏の名残りを惜しむつくつくほーしを聴きながら徒歩15分で奏楽堂に到着。昨年の11月芸祭以来か。
 
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奏楽堂前には既にいつもの人達がいる様子。よくお見かけする大常連さんも既にいらっしゃっていてお話を伺う。(かなりの愛知県芸大好きのご様子・・・熱い)
 
大常連さんと最前列で聴かせていただく。
田中さん黒のロングドレスで登場。ヒンデミットの無伴奏曲で演奏始まる。どこの誰の演奏会でもそうだが自分の耳が慣れるまで出だししばらくは音が以外と薄く聴こえるのは致し方無い。不思議なもので演奏者の熱が楽器にも伝わるのか温まるのか次第に音が膨らみ、終演に近づくにつれ素晴らしく熱く膨よかな音色となる。
ヒンデミットの曲は今回のようにきちんと通しで初めて聴いたが、近代の作曲家らしく歌わせようとしているが理論的で難解でした。(流石ヒンデミットさんドイツ魂出したな?) 田中さん”楽々”弾いていましたが和声を意識した曲のようで複数の弦を同時にボウイングするのでテクニカルで難易度はかなり高い様子。
2つ目のボーエン(イギリス作曲家)のソナタは初めて聴く。ドイツ人のヒンデミットよりは明るい曲想で嫌味のない歌わせ方が気持ちよく聴け、フレーズも日本人好み。所々ドビュッシーやスメタナ節が聴こえるが私だけかも。
 
【演奏者】ヴィオラ:田中千尋さん(院2年)、ピアノ伴奏:舘 美里さん(院2年)
【プログラム】
◇パウル・ヒンデミット:無伴奏ヴィオラのためのソナタ 作品11-5(1919)
Ⅰ (Lebhaft,aber nicht geeilt)
Ⅱ (Maβig schnell,mit viel Warme vortragen)
Ⅲ Schezo(Schnell)
Ⅳ In From und Zeitmass einer passacaglia(Das Thema sehr gehalten) 
 
◇ヨーク・ボーエン:ヴィオラとピアノのためのソナタ第一番 ハ長調 作品18(1905)
Ⅰ Allegro moderato
Ⅱ Poco lento e cantabile
Ⅲ Presto-Alegro molto
 
三度のカーテンコールにも関わらず「アンコール無しかい?」と心で突っ込んだが授業の一環だから無いのかも?
田中さん実際にお会いすると小柄ですが、ステージ上で演奏する姿は大きく見え凛としてまさにヴィオラ職人という風情で振れない演奏能力が素晴らしい。
大学院卒業後はもっと表舞台に出てきて欲しい演奏者の一人と考える。