《演奏会》:2013年3月20日(水)
愛知県芸術劇場コンサートホールで行われた「愛知県立芸術大学音
楽部 第44回卒業演奏会」の1部・2部にお邪魔した。
弦楽器、ピアノ、声楽、管楽器と多くのプログラムが有ったのだが、好きな弦楽器と印象に残った奏者やプログラムを追々と・・・(^^!)

【1部】 15:00~ 最前から二列のセンターに着座。←生音にこだわる
2.岩根 衣李さん(Va) 井口 愛弓さん(pf) Eri wane ,Viola Ayumi Inokuchi,Piano
W.ウォルトン:ヴィオラ協奏曲より 第三楽章 アレグロ・モデラート
※白玉とトリルが多い曲。
演奏を聴くのは昨年12月のスタジオ・フィオリーレのクリスマスコンサート以来二回目。
今回はピアノ伴奏付きのソロのため前回と違って音質が良く聴ける。1番目のヴァイオリンの後のため、その音域と音色の違いが良く判る。当然楽器のサイズも。
ヴィオラという楽器は聴き込んで来るとヴァイオリンの華やかさと違った、中音域の音質の味わいの良さにハマリます。カルテットやオーケストラを支える裏方的役割が多いので逆に応援したくなる。
前回あまり印象無かったのだが(失礼)、今回中音域が良く聴こえ楽器もボディが共鳴していて好印象でした。演奏の合間も気持ちを落ち着かせるためか弓と顎当てのネジに触れるのが多い気がしました。
3.酒井 黎子さん(pf) Reiko Sakai,Piano
F.ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なるポロネーズ
※弦楽器好きの私もやられた完全なショパンだ!
赤が印象的なドレスで登場。弾き出すや否や常に低音部がアルペジオで減衰楽器の弱点をカバーすべく音が鳴り続けている曲でショパン節本領発揮の曲だ。酒井さんスタインウェイの持てる音を完璧に導き出している。高域のカキーンと中低域のビャーンという直ぐスタインウェイと判る音をこれでもかと出していた。(スタインウェイって結構力入れないと”あの”音は出ないと考える。ピアニシモも弱く弾くと音が曇り易いので演奏者の力量が判りやすい)
酒井さんの凄さは周囲の聴衆のすすり泣きが物語っていた。(花粉症の鼻水では無い)
私も出だしの一音目から鳥肌立ちっぱなしで鼻水我慢した。号泣寸前(T_T)

(2部の前のピアノ調律)
【2部】 18:45~ (更に聴衆の数少ないT_T)
5.尾高 詩音里さん(Va) 佐々木 杏子さん(pf) Shiori Odaka,Violin Kyoko Sasaki,Piano
J.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77より 第一楽章 アレグロ・ノントロッポ
昨年来より幾度かカルテットで聴かせて頂いたが、結構テクニックはあるのだろうなと思ってはいた。いつもの可愛らしさとひょうひょうとした風貌に似つかわしくない難しい曲持ってきて伝わるのかな?と懐疑的だった。演奏開始後やはり線が細く芯が無い音色で「あぁやっぱりか?」と思ったのも束の間、曲が進むに連れフォルテシモの強さや超絶技巧もあり、気がついたら随分気持ちが引きこまれていた。曲自体も長い印象だったがもっと聴いていたい演奏だった。予想外で。やるね!
-休憩-
6.波馬 朝光さん(Va.) 金澤 みなつさん(pf)
Asami Hama、Vaiolin Minatsu Kanazawa,Piano
J.シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47より 第一楽章 アレグロ・モデラート
※技巧たっぷりな曲
出だしから音色に芯があり一音一音しっかりしていて音符のつながりがとても滑らか。
音色と演奏の姿も貫禄と言うか余裕を感じた。才能豊かでお姉さんも凄いが今後も楽しみなヴァイオリニストだ。
声楽の各女性陣も歌の前後に膝を曲げての挨拶が、明るい色のドレス姿と相まって何とも言えず自信にあふれた優美さで、歌の実力も含めて音楽の様式美を堪能させていただいた。
ヴラヴォー!
全出演者とプログラムの全てが素晴らしかった。
どこの学校関係の演奏会もいたし方無いのだろうが、聴衆が少な過ぎて関係者以外の一般の観客ももっと入って欲しい気がした。このレベルで無料なので本当にもったいない。