俺は、高校を卒業して、土木系専門学校に入学した。
その当時、この学校の土木系の専門学校に入学して来るのは
親が土木会社を経営しているか、偏差値が低いか、他所で受け入れが無かった荒くれ者が多かった。
志の高い生徒は、極少数だった。
野外で、測量実習が有り土手に行けば、見知らぬ生徒同士の縄張り争いが始まり
実習どころではない授業内容。
まぁ、俺もそんな中に遜色なく溶け込んでいた。
入学してから1ヵ月を過ぎると、授業に出ているのは2/3程度となり、みるみる席が空いてくる。
そんなある日、授業中に隣の奴が、いきなり俺を殴って来た。
まぁ仲は良くなかったが、いきなりだったので、少し驚いた。
まぁ殴られてそのままでは、示しもつかなので、当然喧嘩となり二人とも休学、退学コースとなった。
親に高い金出させて申し訳ないと反省したが、心底から反省してはいなかった。
退学してから家に暫くいて、お金がないので働く事とした。
まぁバイトだけど、自給580円でレストランの皿洗いだ。
当時、働いて金を貰うという事が、あまり無かったので、バイト代を貰った時は嬉しかった。
稼いだカネは全てデート代に廻した。
よく1回のデート代をシュミレーションしたもんだ。
彼女とは高校3年の冬から付き合い、21、22の時に半年間別れ、付き合い直した。
今は、その時の彼女と結婚している。
当時、車の免許と車は必須アイテムだったが、その両方を持っていなかった。
バイトでは金が貯まらない為、社員になろうと決意したのも、これが切っ掛けだった。
当時、肉体派の宅配会社のバイトを1日12時間した時、夕方6時~朝6時迄のシフトは地獄だった。
なんせ課長と言われる方が、何故か竹刀を持ってウロウロ見回るからだ。
この会社大丈夫か?と少し自分を心配した。
夕方6時から働くと夜中の12時頃に疲労感が襲ってくる。
すると、ロッキーのテーマが大音量で構内に流れ出し
それを聞いていると、やる気と力が漲ってくるから、人間は不思議だ。
結局、1日で辞めた。
それから、見習いで設計事務所の門を叩いた。