第26回:お勧めパワースポット・聖地のご紹介:上信越の大自然と聖地 | 上祐史浩

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お勧めパワースポット・聖地のご紹介:第26回

上信越の大自然と聖地

 

 お勧めのパワースポット・聖地の第25回は「上信越の霊峰と聖地」です。志賀高原、黒姫山、妙高山、白馬八方尾根などの雄大な自然と周辺の聖地をご紹介します。


 まず、①文献からこれらの上信越の自然と聖地をご紹介し、その後に、②私たちが実際に、これらの上信越の自然や聖地を訪問した時のレポートをご紹介します。

 

 そして最後に、③上信越を含めたひかりの輪のパワースポット・聖地巡りの思想や、聖地巡りの際に行うと心身の健康に良いヨーガ歩行瞑想に関する記事をリンクして、ご紹介します。

 
●文献からの上信越の自然と聖地のご紹介
 
北信濃・上信越高原国立公園の純粋な自然と、戸隠・善光寺の聖地巡り資料

 このたび、ひかりの輪では、初めて巡る北信濃。北信濃は、とても豊かな自然の宝庫です。
 清々しく美しい北信五岳の山々。――飯縄山1917m、戸隠山1904m、黒姫山2053m、妙高山2454m、斑尾〈まだらお〉山1382m。山々に広がる美しい高原や湿原。
 その麓には湖や緑の森が広がり、花々が咲き乱れています。豊かな自然が織りなす絶景の数々。いたるところに湧きいずる温泉。
 歴史的には、かつて比叡山に並ぶほどの一大修行場であった戸隠神社と、早朝の清々しい生命力あふれる杉並木。

 こうしたあらゆる自然の魅力を満載した北信濃ですが、この北信濃は、日本で31ある国立公園の中でも2番目に大きな、上信越高原国立公園(群馬、新潟、長野の三県にまたがる)に指定されています。その広さは、なんと大阪府一つ分というから驚きです。

■志賀高原

 志賀高原は、上信越高原国立公園の中心に位置し、2000メートル級の山々に囲まれた標高1000メートル以上の高原です。
 そして、上信越国立公園の中でも志賀高原は、日本に5カ所しかない「ユネスコエコパーク」に最初に指定された高原でもあり、海外では広く知られた場所です。(他の4カ所は、屋久島、白山、大台ヶ原・大峰山、綾)
自然の「保存」を目的とする世界自然遺産と違い、ユネスコエコパークは、生態系の保全と、自然と人間社会の共存、共生、調和を目的としています。この地域には、1000種類にも及ぶ動植物が生息しています。
 今回は、火山地帯ならではの温泉や、火山活動から形成された多数の池や沼、豊かな森林に恵まれた自然の宝庫ともいうべきエリアを回ります。

◆渋峠(しぶとうげ)

 志賀と草津(群馬県)を結ぶ国道292号線上の最高地点にあり、長野県と群馬県の県境付近に位置する峠。また、日本全国の国道で最も標高が高い地点でもあります(標高2172メートル)。
 日本国道最高地点の石碑が建立されており、ここからは、はるかに群馬県草津方面を見下ろすことができる広大な光景が広がっています。

◆平床(ひらとこ)大噴泉

 1991年、太古に存在した志賀湖(※次項参照)の湖底にあたる平床に湧出した新しい噴泉です。遠くからでも迫力ある真っ白な湯気が立ち昇っているのがわかり、近づくと硫黄の匂いがします。近くにあるほたる温泉の源泉となっています。

◆木戸池・田ノ原湿原

 今から20万年前ごろ、志賀山などの火山活動により周囲の川が堰き止められ、志賀湖と呼ばれる湖ができました。火山活動はなおも続き、湖がほぼ埋め尽くされた結果、現在の志賀高原の大部分が湿地帯になり、埋め残った所に沼や池があります。
 志賀高原の各地には、これらの池沼や森林を結ぶ遊歩道が整備されており、今回は、木戸池から田ノ原湿原に至るコースを散策します。
 早春から秋にかけて美しい花々が咲き誇ります。

■妙高高原

 美しい妙高山のすそ野に広がる、雄大な自然に育まれた妙高。少し前に「日本の宝、妙高へ」という観光のキャッチコピーがありましたが、四季折々の美しい景観、山や森や湖やダイナミックな滝、そして湧き出ずる温泉、豊かな山の幸など、まさに日本の宝といえるでしょう。

◆妙高山

 妙高のシンボルである日本百名山の一つ、妙高山(2454m)は、「越後富士」とも呼ばれ、708年の開山以来、戸隠山などとともに、修験道・山岳密教の霊場として崇められてきた山です。仏教の世界の中心にそびえる果てしなく高い山「須弥山(しゅみせん)」の異名を持ち(須弥山を意訳すると妙高になる)、弘法大師空海や親鸞聖人などが霊山と称えたと伝えられています。妙高山山頂近くの興善寺池には八大竜王が棲むとも伝わります。

◆いもり池

 池ノ平温泉にあり、池から望む妙高山の風景の見事な景勝地。

◆苗名滝

 55メートルの巨大な滝で玄武岩壁から轟音とともに水しぶきを上げて流れるさまは迫力満点で、「地震滝」ともいわれています。日本の滝百選。

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■白馬・八方尾根

 スキーの名所として最近では海外にまで広く知られるようになった長野県・北アルプスの白馬連峰。その中の唐松岳(2696m)から東へ延びている八方尾根を歩くルートが、八方尾根自然探究路です。
 2つのリフトを乗り継いで、地上からの標高差約1000mを一気に登った後、尾根伝いの道を歩きます。
  美しい高山植物や、間近に迫る壮大な名峰を眺めながら進んでいくと、神秘的な雲上の池・八方池(2060m)にたどり着きます。八方池は、雪解け水や雨水によってつくり出された池ですが、天気がよければ、白馬連峰の秀麗な姿を水面に鏡のように映し出してくれます。

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●上信越訪問レポ:2014年5月31日~6月1日
※以下は同行したスタッフのレポートです

 


 北信濃・上越高原・戸隠・善光寺聖地巡りの準備巡礼に行って参りました。

 

 
 初めて訪れる上越高原周辺です。長野県と新潟県の県境あたりですので、長野連絡所(小諸市)からですと2時間かからないくらい、東京からは4時間半ほどの近さです。今回は、志賀高原・黒姫山・妙高山あたりを巡りました。
 
◆志賀高原

 上信越高原国立公園の中心に位置し、原生林や湖沼に恵まれた大自然ご満喫できます。圧巻というしかない景色と澄み切った空気。
 










                木戸池

     

 5月初旬ではまだ残雪も多く、雪で歩けない場所もありましたが、下旬頃からはベストシーズンを迎え、新緑も眩しい季節となります。今はまだ春スキーが楽しめます。


   標高1600m 田ノ原湿原(旧 志賀湖の湖底)

 志賀高原の中心地の蓮池近くの展望台からは、北信五岳(飯縄山、戸隠山、黒姫山、妙高山、斑尾〈まだらお〉山)が全て望めます。素晴らしい眺めです。なお、 北信五岳に関しては別の記事がこちらにあります http://ameblo.jp/ainohito1/entry-11820712823.html
 
 







             大蛇神社



            道路は雪の壁





   

 

国道最高地点からの眺め 山の向こう中央盆地は草津ビックリマーク







    あちこちに温泉が湧き出しています

◆苗名(なえな)滝

 長野県と新潟県の県境にある関川の本流にかかる滝の中で最も大きい滝。日本の滝100選にも選ばれています。高さ55m。
 ものすごい水量で、流れ落ちる水音は地震のように轟くことから、かつては地震滝と呼ばれていたそうです。
 この辺りから、この後ご紹介する「いもり池」から燕温泉あたりまで(妙高山のすそ野)は妙高市森林セラピーロードと呼ばれています。
 





     
 
 さて、志賀高原からは妙高高原・黒姫高原に向かいました。苗名滝の最後で急に雨が降り出し、雨足が弱まらず、これからの下見に不安が募ります。
 
 妙高山の絶景ポイントである「いもり池」へ。隣接するビジターセンターで資料集めと勉強も。
 
 雨に濡れた水芭蕉は美しかった(ここは水芭蕉の群生地でもあります)。
 
 

 
 
 雨にも負けず、黒姫高原へビックリマーク 
 
 今回気づいたのですが、妙高高原と黒姫高原はというのはお隣なんですね。もっと離れていると思い込んでいました。

 黒姫山の麓にはリフトや牧場、公園があり、5/17からは芝桜祭りが始まり、ピンクや白の16万株の芝桜で埋め尽くされるのです。
 
 
 
 ここから少し離れた所にある御鹿(おじか)池まで散策しながら歩いていくと黒姫童話館があります。御鹿池は「癒しの森」と呼ばれています。静かで美しく、独特の雰囲気で、ずっと居たくなりますよ。













      なんだか日本じゃないみたいですね
 
 
 
 ここからは、黒姫山と妙高山が並んで見える絶景ビューポイントでもあります。


 
      クリックすると拡大します(左が黒姫山)

 
 
 雨足というより暴風雨が吹き荒れてきて、どうなることかと思いましたが、御鹿池に着いた頃にはすっかり雨が上がり雲も吹き飛んで、晴れ上がりました。



             童話館からの黒姫山



              妙高山
 
 

 
 
 18時頃まで雨雲が覆っている予報でしたので、何だか不思議な現象でしたね。。。この童話館近くには別世界。いわさきちひろがアトリエを構え、数々の作品を創作したことで有名ですが、画家、音楽家、作家なども好んで住んだということです。小林一茶も上越で多くの俳句を詠んでいます。


   

 人家も少なく、静かで、まさに創作活動には最適地だと感じました。 ストレス多い現代人が癒しを求めてやってくるのは納得ですよね。

 上祐代表の写真も撮ってみました。




   

  

 
 
 さてさて、雨もあがったので、先ほどのいもり池へ。陽に輝く湖面と妙高山のハーモニーがひときわ美しい。 小川のせせらぎが輝いて水芭蕉のグリーンと白が目に映えます。



            
妙高山です 



           黒姫山です








    


 本日の最後の巡礼地は、長野県の最北端・信濃町にある野尻湖です。
ここからは黒姫山と小黒姫山が望め、小島の琵琶島には宇賀弁財天などをお祭りする宇賀神社があります。野尻湖周辺は氷河期時代のナウマン象の化石が多数見つかったところでも有名です。



     左が小黒姫山、右が黒姫山です






            宇賀神社

 不思議な雨風には遭遇しましたが、本日の調査巡礼はつつがなく終了することができました。宇賀神様にも感謝し、小諸への帰途につきました。

 ふと見ると黒姫山のてっぺんに輪っかの雲がかかっていました(車が止まるまでの間に半分山に隠れてしまったのですが)。


 
 

●白馬八方尾根訪問レポ:2016年9月19日
※以下は同行したスタッフのレポートです

 

 昨日、八方尾根に行ってまいりましたので、ご紹介いたします。

 

 松本インターを降り、まずは仁科三湖の木崎湖、中綱湖、青木湖に。たいへん水が綺麗な美しい湖で、青木湖は「犬神家の一族」の撮影で使われ有名になりました。




               木崎湖

 



              中綱湖

 

 

光によって変わる紺碧の色と、清々しい木々。歩いて周りたいところですね。

 


              青木湖

 

続いて白馬の八方尾根へ。

 



 

 

ゴンドラを乗り継いで上がるのですが、長野県が誇る絶景No.1 に選ばれている、素晴らしい景観です。個人的にはスキーでしか来たことがなく、夏の風景は初めてですが、白一色より、青々とした山々は格別な美しさでした。

 



 


 


 

    
          

 


      
 

 

 リフトを降りたら1時間くらいで、八方池です。

 



 


 

 

こちらは八方池のポスターですが、なんという美しさでしょうかビックリマーク

 


 


   
            北尾根高原にて

 

 

そして、姫川源流に。幹線道路から10分ほどの場所にこのような源流があるのはとても珍しいそうです。

 


 


 

 

 どこからともなく湧き出した水が流れとなって小川になっています。いい雰囲気で涼やかでいい所でした。 

 



 

 

姫川源流の涌き水は昭和60年に「日本の名水百選」にも指定されています。

 

 


 


    

 

 ひらけた場所からは、日本の原風景のような山と田んぼ。素敵なところでした。この源流の近くに親海(およみ)湿原があります。こちらもとてもいい感じの雰囲気でした。




 

 

 大自然の恵みにひたりながら、日常から離れて自己を見つめ、心身をリフレッシュするよい機会になれば幸いです。

 

 

●参考情報 ※ご参考になれば

 

ひかりの輪のHPのパワースポット・聖地巡りコーナー

 ひかりの輪のパワースポット・聖地巡りに関する様々な情報が掲載されています。その思想、過去の訪問地、上祐代表の聖地巡りに関する講義などです。

 

 

 

ひかりの輪の聖地巡りの意味合い

 

 


ひかりの輪の聖地巡りの予定

 

 


聖地巡りに関する上祐代表の講義動画

 

 

自然の中で行うと心身の健康によいヨーガ歩行瞑想の解説

 

 

 

●お勧めの聖地のご紹介

 

■お勧めの聖地のご紹介

 これまでひかりの輪で訪れてきた多数の聖地の中から、特にお勧めするところを厳選して、ご紹介しています(ひかりの輪公式サイトへ)。

 

■聖地巡りレポート

 ひかりの輪で巡ってきた数多くの聖地を、美しい写真をつけてレポートした記事です(ひかりの輪副代表・水野愛子のブログへ)。