12月17日(日)新宿対談:宗教は最大のアディクション:上祐史浩VS赤坂真理VS宗形真紀子 | 上祐史浩

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12月17日(日)19時30分~新宿トークイベント開催(配信あり)
「宗教は最大のアディクション(とらわれ):上祐史浩VS赤坂真理VS宗形真紀子」
 
宗教は、人間にとっての「最大のアディクション(とらわれ)」ではないか、というテーマを中心に、現代人の心理、今話題の宗教問題について、タブーまで繊細な感覚で描く作家の赤坂真理さん(「東京プリズン」など)と共に、深く掘り下げます。人が、幸せになりたくて始めたことに、苦しみ始めたとき、どうしたらいいのか、ということを考えたいと思います。
 
●会場:新宿ロフトプラスワン
●日時:12月17日:OPEN 18:30 / START 19:30
●会場閲覧チケット:メール予約¥2,500 / 当日¥3,000(共に1オーダー必須(¥600以上))
●ネット視聴チケット:¥2000(アーカイブ1週間配信)
 
 
■出演■
赤坂真理(作家)
上祐史浩(ひかりの輪代表、元オウム幹部)
宗形真紀子(ひかりの輪・文筆家)
 
■トークテーマの概要
アディクションは、とらわれ、とも依存症とも訳されるが、人は生きづらさの中で、何かに強くとらわれ、抜け出せないアディクションを持つことが、ままある。
それは、その元となっている苦しみに、 向き合うことが本当に難しいから、代わりに、何かへのアディクションとなって自ら苦しみを癒そうとする働きにもなっているのではないか?だから抜け出すことが本当に難しいのではないか?
今回は、アディクションの中でも最大と思われる 「宗教へのアディクション」をテーマに、オウム真理教という「カルト宗教」に深くはまり込み、 その後の脱却のプロセスの中で、 はまり込んだ苦しみの要因の心と向き合ってきた上祐史浩と宗形真紀子と、 アディクションを探求する赤坂真理の探求イベント。
 
■赤坂真理氏よりのメッセージ
「この世界において、人間の心の最大のとらわれは「宗教」ではないか?アディクションのことを考察するうちに、そう思った。
 アディクションとは端的に「とらわれ」である。いちばん心の核に入り、抜こうとしても抜けない深い罪悪感や無価値観を植えつけやすいものは、「宗教」ではないか。なぜそうなったかというと、支配の道具に使われた歴史が長いからだ。そして多幸感ともセットになっているから、強力なのではないかと。
 それを、昨今問題の「宗教二世問題」を考える中で思った。邪教だからとらわれるのではなく、強い考えだからとらわれる。そう考えないと、友人の考えにとらわれそそのかされて破滅的なことをしてしまった「ママ友殺人事件」みたいなことは説明できない。
 宗教、新宗教、そしてまったく個人的に見えることが「とらわれ」という心のメカニズムとしてかんがえてみるなら違わない。そしてすべてのことは、幸せになりたくて信じた。周囲から、または後から、「あれは間違っている」と言われても、幸せになるために信じたことである。
 だからいい、というわけではない。幸せになりたくて始めたことに苦しみ始めたとき、どうしたらいいのか、ということを考えたいのだ。」