ニキ・ド・サンファル展へ。。。 | JOYRIDE Official Blog

ニキ・ド・サンファル展へ。。。

気になっていた。。。

ニキ・ド・サンファル展を観に
家族で。。。
国立新美術館へ行ってきました。


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行く前に。。。

たまたま”NHK 日曜美術館”で
"カラフルな闘い
ニキ・ド・サンファル”を観たので。。。
今回展示される一部や、
ニキの人生について予備知識を持って
観る事ができました。


ニキといえば。。。

カラフルな豊満で伸びやかな
どこかユーモラスな大きなオブジェ
“ナナ”シリーズしか
ほとんど知らなかった私。。。





初期の作品を観ると
わかる気がするけど。。。

ニキの作品は。。。
"女であること"の
苦しみや葛藤を経て
生み出されたものだった。


結婚して出産。。。
幸福な日々を送っていたはずが。。。

重い神経衰弱。。。



治療のために絵を描きはじめる。。。



初期の作品は。。。
重くおどろおどろしいものもある。



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自画像
厳しい表情。。。

コーヒー豆や
砕いたタイル使いが
目を惹く。。。


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赤い魔女

よく観ると色々なものが
埋め込まれていて
意味が込められている。。。

印象に残った作品の一つ。。。


この時期の作品は。。。
四肢が欠けていたり、
顔に傷を負っていたりと
暴力的な痕跡が。。。



ニキを一躍有名にした
射撃絵画の映像と
作品も展示されていた。

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以前も書きましたが。。。

射撃絵画は。。。

絵具を入れた缶や袋を
石膏によって画面に付着した絵画に向けて
銃を放つことで完成する作品。。。

パフォーマンス・アートの先駆例として
美術史上高く評価されています。


1961年から63年まで
各地で「射撃絵画」の
パフォーマンスを行っていたニキ。。。

この行為は中毒性が強いと
自身で感じ
別の表現に移っていきます。


年表を観ると。。。
1965年
アメリカ人芸術家ラリー・リヴァースの妻で
友人のクラリスの妊娠から
インスピレーションを得て、
最初の〈ナナ〉を制作します。


今回の展覧会で
夏生と私が気に入ったのは。。。

やっぱり
ナナシリーズなど
大きなオブジェ。
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観ていて
パワーを感じましたね。。

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京都に訪れて
インスピレーションを得たという。。。

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撮影が許可されていた
晩年の大作”ブッダ”

迫力がありましたね~。

出口付近の椅子の作品の前で。。。
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夏生が撮って撮ってくれました。


それにしても不思議なのは。。。
本人も美しく
作品も素晴らしいのに、

日本であまり
ニキ・ド・サンファルが知られていない事。。。

今はなき、
那須高原にニキ美術館にも
行ってみたかったなぁ~。。。

トスカーナのタロット・ガーデンにも
いつか。。。


興味のある人はぜひ、
ニキ・ド・サンファル展へ行ってみて下さい☆
来週の14日までなので、お早めに!!!

☆ニキ・ド・サンファル展



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パートナーのジャン・ティンゲリーと。。。

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モデルもしていたニキ。。。