恋しくて

村上春樹さんが恋愛をテーマに選ぶ
アンソロジー“恋しくて”を読んだ。



村上春樹さんが選んで訳した9編のラブ・ストーリー と
自身の書き下ろし短編小説1編。。。

最初のマイリー・メロイ 作の
ストレートな恋愛小説
”愛し合う二人に代わって”が
面白くて一気に引き込まれた。

あとがきに書かれているけど。。。

最初は。。。
できるだけストレートで素直で
すらりと読めて
心がそれなりに温まる
未訳の作品を集めようと思ったらしい。


身を入れて探し出すと難しく、’
途中から考え方を変え。。。
ひねりのきいたもの、
少しダークなもの、
屈折したものを加え
広義のラブストリーを集める事に
したそう。。。

ローレン・グロフの
元オリンピック選手の貧乏な詩人と
富豪の一人娘の恋を描いたドラマチックな
”L・デバードとアリエット”と

不思議な味わいの
”テレサ”が特に印象に残った。

村上さんの書き下ろしの
カフカの”変身”にインスパイアされた
“恋するザムザ”も収録。
楽しめました。

竹久夢二の表紙も美しい。。。

気になった人は読んでみて下さい☆


今日は台風。。。
皆さん、気をつけてお出かけ下さい！！！