こんにちは。
joyplus.西宮院です。


今回は歩行時に使う筋肉「大臀筋」について詳しくお話ししたいと思います。

「大臀筋」と聞いて、パッと思いついた方はいらっしゃいますか?

「大臀筋」とは臀部(お尻)の筋肉で最も皮膚に近く最も大きな筋肉を指します。


今回は「歩行」と「大臀筋」の関係性についてお話しします。





「大殿筋」はヒトが歩行をする上で大事な筋肉の一つです。

「大殿筋」の主な作用は,ハムストリングス(太もも裏の筋肉)と共同して股関節を後ろに上げること(伸展)と股関節を外に回旋させること(外旋)に関与してきます。



歩行における大殿筋の役割は

「体幹を直立位に保つ」

他にも役割はありますが今回はこの事について詳しくご説明します。



⚫︎「体幹を直立位に保つ」とは?

大殿筋はヒトが歩行をする上で重要な筋肉です。

サルやゴリラなどの霊長類にも一応は大殿筋がありますが、ヒトのように大きく発達していません。

ヒトの大殿筋が発達した理由は,四足歩行から直立2足歩行になるために上体を起こし股関節が伸展したからです。

そのため大殿筋の筋力が低下している多くの高齢者では、上体が前傾しやすく股関節を屈曲した姿勢になっています。


大殿筋が最も強く収縮するのは、踵から接地したときです。


では、なぜ踵から接地したタイミングで大殿筋が強く収縮するんでしょうか?



踵から接地したタイミングで歩行の加速に対してブレーキをかけなければいけません。

電車が急ブレーキをかけたときって乗客はしっかり踏ん張ってないと前へ倒れちゃいますよね?

大殿筋はその踏ん張りの役割をしていて、歩行時の加速にブレーキをかけ頭部や上体が前方へ倒れないようにしてくれる役割があります。





前述したように、臀部(お尻)の筋肉が低下すると姿勢の保持にも歩行にも影響が出てきます。

歩行と筋肉については書き出すとまだまだ奥が深いです。


正しいウォーキングをする為に・・
そして、効率の良いウォーキングをする為に・・
詳しく調べてみるのも良いかと思います。


次回からは動画で「歩行」についてお話ししたいと思います。