人の生まれつきの寿命は、

多くの場合長命であり、

短命という人は稀である。

      (貝原益軒)



虚弱体質で多病な人も、

養生法を守り保養すれば、

かえって長生きすることができる。

       (貝原益軒)



養生訓の「天寿と養生の術」には、

人の寿命に対する考えかた、

生まれつき元気な人、身体強健な人

虚弱体質で多病な人

それぞれに対する

節制と養生の考え方が述べられています。



これらの教訓を

実践することは、

容易ではないようですね。



だから、

健康と長寿の秘訣と言われるのでしょう。



でも、

その内容は、

決して特別の秘儀ではありません。



考えられる、

日常に実践できる

普通の心の持ちよう、考え方、行動なのです。



当たり前のことを実践することが

実は容易でない、

そういうことも教えてくれます。



特に現代は、

雑念や誘惑などの「欲」が多いですから。


生まれつき元気で、

身体強健な人であっても、

養生法を知らずに、毎日のように無理を続けると、

元気をそこない、

精力を消耗すれば、

与えられた天寿を保つことはできずに

早世してしまう。

  (貝原益軒)



だから、

養生訓に学んで、

毎日の健康法を実践することが、

健康を維持し、

長寿を全うするための基本です。



ただ、長生きするだけでなく、

健康に長生きしないと、

心が病んでしまいます。



健康は、

心と体の状態が

健やかであること。



毎日の健康法を実践するには、

何をするか、

それは、

それぞれの心の中にある。



自分で探して、

決めて、

自分なりの方法で、

実践すればいいのです。



そして、

もっといい方法があれば、

それを学び、

自分に適した方法に改善して、

自分の中に取り入れていけばいい。



そうして、

進歩し、

より健康を維持できる。




これもまた、

楽しみではありませんか。

60歳までに、

 種を蒔く。

そして60歳を過ぎたら、

 人生の収穫期に入りなさい。

        (貝原益軒)



たとえ家が貧しく、

 不幸にして飢えて死んだとしても、

死ぬときまでは、

 楽しんで過ごしたほうがよい。

        (貝原益軒)



惜しむべき大切な年月を、

 一日も楽しまないでむなしく過ごすことは、

 愚かというほかはない。

        (貝原益軒)



ただし、ここでいう

 「楽しむ」

ということは、

決して、

娯楽や愚行に戯れることではないですよ。



心が躍るような、

周りの人が、

そして後世の人々が、

ありがたく感じるような

日々の活動の積み重ね、

それが、楽しみということです。