玄米について
食物繊維が豊富な玄米は賛否両論あります
付け足しですが、知っていていいお話ですよ
その前になぜ白米は控えましょう、と言うのかというと
大正時代に、脚気(別名江戸患い)が、猛威を振るいました
脚気はビタミンB1の欠乏症です
当時裕福になった地方のお金持ちたちが、江戸のステイタスである白米を
おなかいっぱい食べました
そんな生活をしているうちに、だるい、つらい、動悸がする、
果ては心不全で亡くなる恐ろしい病気にかかったのです
伝染病か、という話もありましたが、実は、ビタミン欠乏症でした
また明治時代には、海軍と陸軍の軍医の栄養の見解の違いで
陸軍の方が、脚気が多かったというのも知られています
白米を食べる場合、副菜に、十分気をつけてください
ビタミン、ミネラル補給ですよ。豚肉などに多く含まれています
特にビタミンB1です。お米の、米ぬか、胚芽に、含まれています
英語では玄米のことを、brown riceといいますね。茶色いからですね
何回もお伝えしていますが、白米をまず、雑穀米、分つき米、玄米に変えることで
ビタミンB群を摂取できます
今回は、玄米について少しお話いたします
玄米は確かに、繊維質もビタミンミネラルも多く、体に良い食品なのですが、
弊害もあります
まず外殻を食べますので、有機栽培の無農薬のお米を使ってください
農薬の心配があります
玄米は、炊くまで一日お水につけてください
健康のため、玄米食を試してみよう、とお考えの方も
いらっしゃるのではないでしょうか
しかし、いざ玄米食について調べると
「玄米は体にいい」という論と
「玄米は体に悪い」という論に出くわします
なぜこのように、両極端な論が展開されているのか
そのカギを握るのは、玄米に含まれる、フィチン酸、という物質です
玄米の胚芽や表皮にはフィチン酸が含まれており、強い、キレート作用
(金属イオンを結合する作用)により体内のミネラルを結合して排泄してしまう……
これが「玄米は体に悪い」とする論の、論拠となっています
つまり玄米を食べると、体内の“ミネラル欠乏”に陥るということのようです
強力なキレート作用で、体内ミネラルを排出する“フィチン酸”ですが
実は玄米に含まれているのはフィチン酸ではありません
フィチン酸に金属イオンが結合した“フィチン”の形で
玄米の胚芽や表皮に含まれているのです
確かにフィチン酸はキレート作用を持ち、ミネラルと強く結合します
しかし“フィチン”は既に複数のミネラルと結合しているため、
体内のミネラルと結合することはありません
つまり、体内のミネラルを、排出してしまうようなことはありません
ただ玄米は消化が悪いので、十分給水して(これがポイント)炊いた玄米を
かなりよく噛んで食べることが必要といわれています
玄米生食、マクロビオティック、など美容と健康に効果的な方法だとは思います
しかし、長年生食の方の顔色が悪かったり、精神的にストイックすぎたり、
生食をしていても癌で亡くなったりする方がいます
しかも玄米には「発芽抑制因子(アブシジン酸)」という有害物質が含まれているそうです
この発芽抑制因子の毒性が、
「細胞のエネルギー工場」と言われているミコトンドリアを傷つけるらしいです
しかし、無毒化する方法もあるようですよ
発芽玄米が良いという方もいますね
玄米ペーストという手もあります
果たして、どうなのでしょうね?
十分勉強して考えて選択したほうがいいみたいですね
繊維質が多いので、腸をきれいにし、排便がよくなり、結果として、ダイエットできた
という話も聞きます
人間は、本当に一人一人違います
百人百様なので、あの人には、良くても、あなたには悪いかもしれません
これは単に私の感想ですが、食事は毎日なので、
簡単で早く作れるというのが、一番だと思います
仕事をしてたら、帰ってきて食事を作るのに時間ばかりかけていられません
我が家では3分づきのお米を食べていますが、そんなに白米と変わりません
時には白米も食べます
お寿司は白米の方がおいしいですよね
胚芽米、発芽玄米、雑穀米、お米もいろいろ楽しんだら?
いろいろ調べて、考えて、お好みを選択してみてくださいね
