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経営者のためのマネジメントパッド

毎日の経営をより良くする


ホテル事業を展開している経営者

の方が興奮した面持ちで


「管理職がルールを守れていない。


職場の問題の解決策を


考えていない。


部下にちゃんとやらせたか管理

していない。」


ずいぶんと息巻いていました。


こういった声も時々聞くことが

あります。


いろいろと話し合ってみると


ルールを守らなくても、何もない

から


問題解決のスキルが不足している

から


部下の指導スキルがない

から


と要因が挙がってきます。


そこで


ルールを守ったり、立案を

どんどんする人をきちんと評価

しようということで


評価制度を整備する


問題解決力をつける

コーチングを学ばせる


このように対策を考える会社さんも

多いのではないでしょうか。


でも、現実はどうでしょうか。


やり始めの時はいいけれども

少し時間が経つと元に戻る

これも沢山聞く声です。


なぜこのようになってしまうかと

いうと


それらは

対症療法にすぎないからだと

思います。



冒頭の例の根本原因は何でしょうか


それは捉え方にあると思います。


この場合は、


経営者の方には


“頭と足は別々“


という捉え方がありました。


どういうことかというと


頭は、考える人。足は、動く人。


頭は、経営陣や管理職。


足は、末端の社員。


足は頭の言うとおりに動けばよい。


という捉え方です。


この捉え方で組織運営をすると


社員間で絆が生まれることはない

でしょう。


特にホテル事業は、様々な職種

(フロント、宴会サービス、

ルーム係、調理など)があり、

その連携プレイが重要になって

くるので、絆が生まれることが

なければ


お客様の期待を超える

サービスの提供など望むべくも

ありません。


なので


まずは、捉え方を変えてみること


から始めるとよいと思います。


どのような捉え方が望ましいか


人間というのは、


人の役に立ちたくて仕方がなく、

その為には苦労を惜しんででも

どんどん動くものだ

(苦労をも苦労と感じず動ける)


です。


一方、


“頭と足は別々”


という捉え方には、


人間というのは、


元来のなまけもので、

監視したり、報酬を与えたり

しないと働かないものだ                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               


というニュアンスがあります。


これでは自主的にどんどん

提案する社員は生まれません。


九州のあるホテル運営会社の例

です。

この会社さんは、

母体は事務機販売会社

です。


10年くらい前にホテル事業を

始めました。


4つのホテルを運営していますが

どのホテルも稼働率が80%を

超えています。


業界平均の稼働率は70%くらい

とのことなので、いかに高い

稼働率を維持しているかが

わかります。

このホテルさんの凄いところは

なにかというと


ホテル事業を始めたとき


スタッフは全員素人だった


ということです。


ホテル経験者が一人もいなかった

のです。


でも高稼働率を実現していますし

お客様からも喜ばれています。


この会社の社長はこんなことを

言っています。


「社員は先生」


と。


社員がお客様のために何をしたら

いいのかを教えてくれるという

のです。


これはまさに


人間というのは、


人の役に立ちたくて仕方がなく、

その為には苦労を惜しんででも

どんどん動くものだ

(苦労をも苦労と感じず動ける)


という捉え方に近いです。


まずは、このような捉え方をする

ことが先決と思います。


逆に言うと、


このような捉え方をせずに


評価制度を整備したり、

問題解決の研修をしたり

コーチングを学ばせたりしても

効果は限定的なものになって

しまうと思います。


まずは捉え方から見直して

いきましょう!