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経営者のためのマネジメントパッド

毎日の経営をより良くする


ある通信会社の社員ヒアリングを

多数実施した後の話です。


社員さん達のタイプは


“事務的、のんびりやりたい、

特にコレがしたいがない“


といった感じでした。


これに対し、経営者さんは


「こういった風土を変えたい」

と熱をもって語っていました。


この現状を打破するために

課題を特定していきます。


経営陣の考えた計画は絵に描いた餅


管理職のマネジメントスタイルは

放任


一般社員の意識は受身


各階層毎に課題を特定します。


そして今後の方向性として


経営陣は実効性のある成長戦略を

明確にする


管理職にリーダーシップを発揮して

もらう


一般社員が主体的に役割を担う


その為に、


経営陣は戦略策定合宿、


管理職はマネジメント研修、


一般社員は中堅社員研修をやろう


という流れになることが多いと

思います。


でも、これはよく言われること

ですが


戦略を定めても実行されない、

納得していない、

わかるがやりたいと思えない、

どうやるの、誰がやるの、

やるスキルがない、

など。


こうして膠着状態に陥ります。


この状態の根源には


仕事とはどういうものかという


仕事観があります。


この会社さんの仕事観は


“自分が考える範囲内で言われた

ことをやること”


になっています。


成長戦略を考えるのは、経営陣の

仕事。


社員であるぼくらのやることでは

ない。


実行するのは、末端の社員。


ぼくら経営陣のやることではない。


これでは折角作った立派な計画は

大した実行されないまま


ホコリをかぶってしまいます。


この会社さんの場合の


キーワードは“当事者意識”


だと思います。


成長戦略を考えるのは社員である

自分たちも考える仕事。


実行は、経営陣である私達も共に

汗をかく。


これがあるべき仕事の認識だと

思います。


あるソフト開発会社さんの例です。


この会社には営業部と開発部が

あります。


往々にして、営業部と開発部は

部門間の連携が図られていない

場合が多くあります。


その会社も同じように営業部と

開発部の仲が良くありません

でした。


でもある部署だけ話は違って

いました。


開発部3課のAさんのところだけ

営業部と仲がいいのです。


そのAさんのことを営業部3課の

Bさんは言います。


「彼は開発部の人間なのに、

営業部のことを一緒に助けて

くれるんです。


なかなかあんなやつ

いないですよ」


と。


Aさんの仕事の認識は


“自分が考える範囲内で言われた

ことをやること”


ではなく


“問題を見つけたら解決に向けて

自分が動く“


です。


だから、営業部が困っているのを

見つけたら、その解決に動いて

いるのです。


Aさんにとってそれは何も特別

なことではなく、当たり前のこと

としてやっています。


なので、皆がこのような仕事の

認識を持てば、お互いに協力

し合う会社になります。


風土を変えるには


仕事の認識を変える


仕事の認識を変えるのは、


上の立場にある人が先に変える

ことが肝要と思います。


“実行するのは、

末端の社員の仕事“


まずは


ここから変えていきましょう。