経営者のためのマネジメントパッド -16ページ目

経営者のためのマネジメントパッド

毎日の経営をより良くする


あるドラッグストアの経営者さんが

ポロッと言いました。


「もうそろそろ彼をあげようと

思うんだ」


これまで執行役員としてやって

こられたAさんを、今度の4月に

取締役にしようとしていました。


このように誰を昇進させようかと

迷っている時に、

有効なこととして

昇進させる基準を明確にすること

があります。


例えば、


取締役は


全社戦略の決定、評価

各事業部門の事業戦略・実行計画の

承認

事業執行状況の監視・アドバイス


執行役員は


担当事業分野の事業戦略、実行計画の

策定

承認された事業戦略、実行計画の

展開、実行


などなど。


その職務を担う実力が

あるかどうかで昇進させるかを

決めるのです。


でも冒頭の社長のセリフに

私は

首をかしげてしまいました。


その器にないと感じたからです。


なぜ選ばれたんだろう。


これは社長の独断と言わざるを

得ません。


これが悪いわけではありません。


でも、折角決めた基準が

何の意味もないものに

なってしまいます。


そして更に、


社長の言うことをきかせる道具に

なっている


従わせる道具になっている


ことが組織にあまり良い影響を

及ぼさないと思います。


その決定は


社員へどのようなメッセージ

として伝わるか?


結局、社長に気に入られれば

いいんだな


選ばれた本人にとってどうか?


本人は勘違いをしてしまいます。


結果的に会社にとってどうか?


社長の方に目を向ける社員の

集まりになる


これは環境の変化に対応できない

組織になるということです。


なので、どのような組織が望ましい

のか

組織のあるべき姿を明らかにする

ことが大切だと思います。


そこが明確になったら

あとは


・誰を昇進させたいか


・なぜさせたいのか


・昇進させると組織に

どんなメッセージとして

伝わるか


・それはあるべき組織に

資することか


をよく考えて決めていくとよいと

思います。


冒頭の例では


社長におべっかを使う組織づくり

に資することになります。


そういう組織にしたいなら

そうすればいいでしょう。


違うなら・・・


もう一度

そもそもどんな組織に

していきたいのか、

環境の変化に対応できない組織に

したいのか

じっくり考えてみましょう。