先週末の午後、仕事で東高円寺に行った。


少し早く終わったので、少し町を歩いた。

ここを離れてから、ずいぶんと時が経ってしまった。

小学校・中学校時代の同級生の女の子の実家のお店がある商店街に足を踏み入れた。

もしも彼女がいたらどうしよう、などと頭の中を一瞬よぎったが、店は無かった。

いらぬ心配だった。

商店街を抜け、大学を卒業するまで住んでいた世帯寮を確かめに行った。

新しい建物になっていた。 が、隣の稲荷はそのままだった。

少しほっとした。




仗剣堂散録-隣の稲荷


そのまま、小学校までぶらぶらと歩いた。


仗剣堂散録-杉三小



途中、天祖神社があり、すっかり忘れていたことを思い出した。


仗剣堂散録-天祖神社


小学校の廻りを歩き、そのまま東高円寺駅に戻った。


わずか30分ほどだったが、少し寂しく、しかし妙に懐かしい時を過ごすことができた。




今日の稽古では、先生の墨を試しに使わせもらった。


「方丈」という墨で、硯で擦るとややあたりがやわらかく、最近愛用している旧宋抗硯特有の鈴のような擦り音がしないのがちょっと不満。


しかし、好みの黒い色がおりて、墨色に期待できそう。


今日は、最初から比較的筆が良く動いた。力がうまく抜けていたのと、最近使えるようになった鞭のような感覚の筆の返しが軽さの中で強さを少しは表現できるようになったからかもしれない。


先生からも「線の墨色が綺麗で、品があって、色気がある」と嬉しい言葉をいただいた。


むろん、全然まだまだではあるが、時折自分でも好きな線を引けることがあると、書をやってきてちょっと嬉しい瞬間を感じる。
仗剣堂散録-今日の一字