球春到来!
などという単語を自分が使うようになるとは思わなかったなあ。
今、野球は、キャンプシーズン。開幕戦に向けて始動するこの時期を「球春」と言うらしいです。
YouTubeでアップされるトレーニング風景やネット中継される紅白戦を欠かさずチェックしてしまう。
2023年のWBC以来、すっかりプロ野球にはまってしまった。
3月のWBCから、近くの球場に初めて観戦に行ったのが5月GW。
チームの選手のこと、まったく知らなかったけど、好プレーを見ているうちに「すごいなあ」と選手をだんだんに覚え。
球場に行くと、テレビでは映らない動きが目に入る。
例えば、守備シフト。攻撃で単打を狙う場面で、守備の内野の4人がすっと(あたり前だけど、無言で、でもそろって)数歩前に出て、内野が狭まる。そのことで出る圧迫感。緊迫感。
あれは、感動したなあ。
試合前の練習中の選手のでかさにびっくりしたり(テレビ映りと違う!)。
球場では、ファンが推し選手のユニフォームを着ていて、人気のある選手は着ている人数も当然多いので、その名前を見て「○○って、どんな選手だろ?」って興味が湧いたり。
今はYouTubeでいくらでもダイジェスト動画が流れるのもいい。
意外にも同僚にも野球ファンがいたりして、今まで全然気づかなかったことに驚くとともに、負けた(勝った)次の日に、慰め合ったり(たたえ合ったり)。
そしてまた球場に行きたくなり。
夫は野球をやっていたので、夫のつぶやき(ヤジ?)を聞いていると、野球のチームプレーや個人プレーの意味や価値が分かる。
それも、とても私にとっては野球の面白さを知るのに、大きかった。
野球は、ほんとうに「チーム」が大事。
よい「チーム」でないと、「面白い野球」にならない!
能力の高い選手がたくさんいても「チーム」になれてないと、大味でつまらない。
だから、2023年の日本シリーズは、普段応援しているチーム同士の対戦じゃなかったけど、本当に「面白い野球」だった!
そんな持論のもと、いっちょまえの批評を私も言ってみたりして「このトーシロー(ド素人)がぁ」と夫につっこまれながら。
でも、野球ド素人でも、不思議なことに球場にいると、打ちそうな選手は構えたときに分かる。
「あ、これはいける」。
「打ちそうだな」。この打席はだめでも、「次、いけそう」。とか。
そして、その「感じ」は、当たる。
なんだろう。目線の在り方や、しなやかさ、みなぎって弾ける前の力、そうしたものが伝わってくる。
投手については、私は、強気のピッチングをする選手が、どうやら好きである。
それは気性が荒いという意味では無く、カウントが悪くなって投手が追い込まれたときに、「そこ行く?」というコースを平然と淡々と突いてくる度胸のようなもの。
ゲーム全体の中の勝負どころで、がっつり攻めて勝負してくる賢さと胆力のようなもの。
しかし、ピッチャーって、本当に孤独ですよねぇ。
ゲームの流れをつくる大事な役割。
なんでしょうね、だから応援したい選手は、私はピッチャーやキャッチャーが多い。
親しみをもって特に応援している選手はいるけれど、かといって、選手のプライベートには興味がない。(昔ってオフの野球選手のカラオケ大会とかテレビでやってたよなあ。)
とにかく、試合。試合で「おぉ!」というプレーを見せてほしい。
そりゃあ勝つのが嬉しいけど、勝たなくても「よい試合」はある(少ないけど)。
っつーか!野球でどんだけ語れるんじゃ!!!
球春到来!
もうすぐオープン戦!とってもたのしみです!
写真は、ベルローズさんのバラ。
洗面所に飾っていて、みるたびにその美しさに「はっ」とさせられます。