夫は、男性・50歳代ですが、非常に稀な人で、花屋さんでお花を買うことも好きですし、いわさきちひろ美術館のように男性が敬遠するような場所も好きです。

 

 

 

上の写真は、いわさきちひろ美術館で、夫が、購入した絵はがきの1枚。

「わらびを持つ少女」というタイトルで、絵本『あかまんまとうげ』の中の作品です。

 

 

『あかまんまとうげ』は、妹(弟?)が産まれるときに、お母さんのふるさとに預けられた少女の、物語。さびしさや、よろこびや、不安や、いろんな気持ちでゆれる想いが伝わってくる絵本。

 

夫はおそらく、絵を見ただけで、物語は読んでいないのですが、この絵はがきを買った理由があって。

 

「この子が、誰の中にもいるんだ」って。

 

 

この言葉を聞いたとき、あぁこの人が人生の相方で、ほんとうによかったと、心がじわっと温かくなりました。

 

 

もう大人になった、誰にも、彼にも、中心に、この子がいる。

 

周囲の変化の中で、ちょっと緊張してる、この子が。

 

でも、夫がこの子に見ているのは、それじゃない。

 

「きゅっ」と手を握りしめるような、「きゅっ」と身をすくめるような、この緊張や不安の奥に、とてつもない可能性とよろこびが息づいているんだということ。

 

 

 

「きゅっ」がほどけた先を、この絵に、夫は感じとって、見ている。

 

それこそ、いわさきちひろが、子どもたちに感じていたことと同じじゃないだろうか。

 

 

そして、夫は、この子が、誰の中にもいると言っている。

 

きっと、夫は、それがほどけていく瞬間が喜びで、ヨガ教室をやっているんだ。

 

そんな(偉大な)ことを知ることのできた、ちひろ美術館でした。

 

 

 

ガーベラ

 

ありがとうございます

 

 

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