木蓮の蕾
花壇のパンジー
紫木蓮の大木
サンシュユ
今年は、春を告げる花たちの咲く順番が違う。
すべて、いっせいに、咲いてしまった。
サンシュユ、こぶし、もくれん、レンギョウ、大根の花、それから、桜、山吹。
今もうすでに5月の花たち、ツツジやシャクナゲ、ハナミズキまで花をつけている。
植物たちは、気候・季節に「当意即妙」で姿を現してる。
人間という生き物の、なんと変化に抗おうとすることよ。
新型コロナで、ガラッと環境が変わった。
変わるスピードも速かった。
そして、一度変化したものは、(表面は元どおりだったとしても、本質的には)元には戻らない。
古の日本人は「はかなさ」として、その変化を愛おしむ精神性を持っていた。
変わらないことに執着せずに、悲観せずに、「うつくしいもの」として昇華した。
こんなとき、環境が元に戻るのをじっと待つとつらい。
ましてや、対応のスピードをあげようとするのも自爆する。
自分が新しい環境をつくる側だと意識を据えて。
自分には自分にふさわしい環境をつくる力があると信じて任せること。
自分に合う身の回りのあれこれを運んでいくペースは、どんなかなと観察すること。
これらをたのしむこと。
花たちは、環境に振り回されているようでいて、圧倒的に、そこに自分の世界をひろげている。
圧倒的に。
夫は言う。
「胸に、空 見せて」と。
「空を背景にした人間はうつくしい」と(☆夫のブログ過去記事)。
今年の春は、特に。本当に、そう思う。
空を背景に、植物も、人も、何もかも、「うつくしい」。
そして、日常が「いとおしい」。
春の花を
○ヨガも料理もできちゃう夫のブログ
春2020年春の花(今後も追加予定)
シャスタの写真