今回は、夫が私に「お花買ってきてー」とリクエスト。

「おもしろい」かどうかが判断基準の夫に、大ぶりのポピーを。

 

 

 

夫が私と結婚したとき、年齢は51歳でした。

私は11歳下の、それでも40歳。

 

職場で、みんなにびっくりされたなぁ。

驚くと同時に、独身女性陣に夢を与えたらしいです(後輩に聞きました)。

 

 

そして。

今春。

私の上司で、50歳代の男性が、結婚(初婚)することになりましたぁ!!!

しかも、10歳年下の女性と。

 

びっくりしたなぁ。

同時に、ほんとに、とぉぉぉっても嬉しかった!!!

 

 

この話を聞いた後、しばらく仕事が手につかなかったです。

どうしてこんなに嬉しいのか。不思議ですね、人間の仕組みって。

 

 

自分と似たような境遇に出くわして、ようやく理解しました。

あぁ、あのとき、たくさんたくさんのお祝いの気持ちをいただいたけれど。

みんなこういう気持ちだったのか、と。

 

 

なんかこぅ、希望をもらうというか。

心洗われるというか。

 

 

だから、夫の友人が当時そうしてくれたように。

「私、スピーチしたいですっ!!!」と、思わず力づよく立候補してしまいました。

 

 

男が50歳まで独身て、「なんかワケがあるんじゃなかろうか」とご親族は心配されることでしょう。

「でも、この人なら、絶対、大丈夫!!!

 すばらしい人です!!!部下として、保証します!!!

 この人が選んだ奥様も、すばらしい人に違いない!!!」

と、声を大にして、ご家族に届けたい!!!

 

 

(式とかしないからと、あっさり断られましたが・・・。)

 

 

 

でも、まさか、天才的な感性をもつその上司が、「結婚したい」などという一般的な社会制度に迎合するような思考をするとは全く予想だにしていなかったので、「なんでまた?」と訊いたら。

 

 

「ふと、結婚したいなと思ったんだよね」

そして、それからお見合いをしたとのことでした。

 

あぁ。「ふと」ね。「ふと」。

 

ふと思うは神心。

 

「ふと」は、最強で最善。

その感覚に、幾つになっても、素直であれることがすばらしい。

そして、それをそのまま行動に移すのもすばらしい。

 

 

住みなれた都心のマンションを引き払って、お相手のご実家の近くに引っ越し、新幹線通勤になると。

 

お相手の方は再婚でお子さんもいると。

 

次々と繰り出される話に、驚くばかりで、目をまん丸くひんむいている私を尻目に。

 

こともなげに

「新しい人生ですよ。」と、さらっと静かに、でも確信を持って彼は言ってのけた。

 

 

 

ほんとうに、この人は、結婚を「イベント」として連続した日々を歩むのではなく、まるまる「新しい人生」にスイッチできてしまう人だ。

必ずや、そうしてしまう。

 

 

 

これぞ、男やな!!!めっちゃかっこえぇな!!!!

 

 

 

桜

 

 

もしかして。

漸進性筋萎縮症という難病持ちの夫と私の結婚にあたって、お祝いしてくれた方々は、似たような感覚を私と夫に対して抱いたのではあるまいか・・・。

 

 

(当事者の夫と私は、「結婚すること」がお互いの中で自然な流れにあるという点においては、ごく淡々としていました。)

 

 

私なんて、ほんとうに得していて、夫の親戚からは「マリア様のような心の持ち主」と見られていたフシがあります・・・アセアセ

 

 

 

 

 

 

年齢が上がってからの結婚は、ラクです。

(若い時に結婚したことがないから比較できず、主観ですが。)

 

 

◯すでに十分自力でやってきていて、これ以上「自分の人生」に固執する必要を感じない。(異なるものへの許容)

 

・・・「許容」という意味では年齢差があると「違うこと」が前提となるので、その点もラクです。

 

 

 

◯すでに自力でやってきた人だと、相手のこともそう捉えているので、相手や相手の人生に対する「責任」を、感じない。(かろやか)

 

・・・だからなのか、夫の病気について、私は思い悩んだことがないです。「一緒に闘病する」という感覚が全くない。

 

夫は、夫の人生において「この病気を選んだ」のだから、それを尊重する。

そして、私は、その夫を「選んだ」のだから、責任があるとすれば、その選択(をした自分の人生)にのみ責任があるという感覚。

 

 

 

◯お互いの両親からも「よくぞこの娘(息子)と結婚してくれました」と思われている。(理想像や期待といった他人からの制限を感じない)

 

 

 

 

私に関していえば、結婚して人生のOS(ベース)が「愉しい」になりました。

そのOSの上で、どんなアプリケーション(ケンカや仕事のあれこれ)が動作しても、「(良い方に)どうにかなる」とどこかで安心しているというか。

 

 

私の場合は「結婚」で大きくそれを感じたけれど、実は、結婚に限らない。

転職や出産や離別や転居や、一見プラスでないことも、そうに違いなく。

 

 

 

 

人生のOSのバージョン変更は、

幾つになっても、あり得る。

幾つになっても、していい。

 

40歳だろうが

50歳だろうが

60歳だろうが

70歳だろうが

 

 

なんでもあり

 

 

そんな許可と応援をもらったような、

上司の結婚話でした。

 

 

桜

 

めでたや

ありがたや

 

雛人形

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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