28日の東京市場は米国でエヌビディア株など
半導体銘柄が軒並み大きく下落したことを受
けキオクシアや半導体製造装置の東京エレク
トロンやアドバンテストそれにAIデーターセ
ンター関連のフジクラなどの電線株、村田製
作所などの電子部品銘柄やイビデンやレゾナ
ックなどの部材株まで大きく下落しました。
これだけAI・半導体関連が大きく下落してし
まうと非AI・半導体関連銘柄の踏ん張りがあ
ってもとても指数を支えることは出来ません。
また非AI・半導体関連もこれかの決算発表で
株価上昇が正当化できるのか選別も行われる
しょう。
非AI・半導体関連銘柄は出遅れや割安感から
物色の対象になっていますが、株価の上昇と
ともに割安感は低下します。決算で市場予想
を超えるような内容であれば一段高も期待で
きますが、内容次第で失望売りも考えられま
す。割安で放置されていた銘柄にはそれなり
の背景があるものです。
AI・半導体関連銘柄のような大きな値幅を伴
っての上昇は鼻から期待できません。下値不
安が少ないという点は荒れ相場では一定程度
買いの材料にはなりますが、余り高値を望む
のは厳しいかもしれません。
AI・半導体関連銘柄がどこで下げ止まるのか
は日経平均の下値目途にも繋がります。株式
市場には昔から半値、八掛け、二割引きとい
う格言があります。「半値八掛け二割引」とは
株価が天井を付けた後の下落局面での下値の
目安を示す相場格言で、高値の約32%が下値
の目安とされます。
キオクシアに当てはめてみると過去最高値が
11万2700円でしたから半値は5万6350円です。
その八掛けは4万5080円、さらに二割引きは
3万6064円です。28日の終値はストップ安の
4万4550円でした。8掛けの水準を割り込み
ました。このまま下げ止まらなければ日経平
均6万割れは現実味を帯びてきます。
一時は時価総額で60兆円を超え日本企業の首位
に踊りでたキオクシアでしたが、高値から1か月
程で24兆円台まで低下し7位までランクを下げ
ました。キオクシア株が下落すると追証発生で
個人投資家から投げ売りが増加します。
売りは他のAI・半導体関連にも広がり負の連鎖が
続くことになります。スター銘柄の今後の展開は
多くの投資家の関心の的であり株式市場の流れさ
え左右します。