多くの機関投資家が指標としているTOPIXの回復が
芳しくありません。2月27日の3938が高値ですが足
元では5%程度低い3716(4月23日現在)です。日経
平均は既に2月26日のザラ場高値5万9332円を先週の
16日に更新し23日には一時6万円を付けました。
米国市場も同様でダウは2月10日の5万188ドルを抜
けず5万ドルの大台回復もまだの状態です。一方ナ
スダック総合指数やS&P500種さらにSOX指数は今
週高値更新を続けています。時価総額が大きなマグ
ニセントセブンや半導体銘柄の上昇が牽引役です。
イラン戦争前の2月までの相場と現在の相場では一段
とテック銘柄や半導体関連銘柄の存在が大きくなって
います。原油などのエネルギーを自給できる米国でも
価格上昇により大きな影響を受けている航空各社や
日用品メーカーもコスト上昇により業績の下押しが
懸念されています。
結局旺盛な上昇が見込めるAI関連や半導体銘柄にマネ
ーが集中している状況が歪な流れになっています。原
油高に抵抗力が高い分野がイラン戦争の終結を待たず
に見切り発車で急騰し2月の水準を超えたというのが
現在の状況です。
決算発表をきっかけに原油高による影響がある程度
明らかになれば出遅れていたセクターにもマネーが
戻るのでしょうか。あるいは出遅れセクターの復調
はもう少し先になるのでしょうか。迷った時には相
場に聞けというのも有りかもしれません。
現在の市場のリード役は短期筋です。彼らの投資行
動は基本順張りなので一旦火が付いた銘柄に追随し
買いを入れる投資スタイルです。売られ過ぎでも中
長期で見れば買い場でも彼らの食指は動きません。
相場の主役が短期筋である限りは現在の状況が続く
のも仕方のないことかもしれません。高値掴みにな
るというリスクは忘れてはいけませんが、相場の流
れに乗ることも必要かもしれません