前回、TQWTの音道長を長くした記事を公開しましたが、お約束通り今回は音道長140cmのTQWTにTangbandのW3-2141を装着してその周波数特性を測定してみました。

 

エンクロージャーは前回のものを流用してサブバッフルを使わなくてユニット開口部を70ミリから74ミリに広げて装着しました。

 

 

あらかじめ開口部を74ミリに広げた板をバッフルに木ネジで止めます。(この板は後で取り外します。上の画像は既に加工済みのものです。)

 

 

上図のようなローラーが付いたビットでバッフルの開口部を74ミリに拡大します。

 

尚、バッフルの穴加工には下図のような自作の工具を使用しています。

 

 

 

周波数特性を測定しました。測定条件は前回と全く同じです。

 

 

中高域は前回、使用したマークオーディオのCHN50と当然のことながら異なりますが、中低域、低域に関しては大きな違いがありません。

 

バスレフや密閉などのエンクロージャーと比較してTQWTは中低域、低域の周波数特性に及ぼすユニットの影響が少ないのではないかと考えます。(たかだかこの位のデータで推測するのはどうかと思われますが。)

 

現在はまだ入手していませんが、マークオーディオのAlpair5v3に興味があり、いずれテストしてみたいと考えています。