今までのTQWTの音道長は実質105cmぐらいではないかと思いますが、今回それを120cmと140cmの二種類制作してその周波数特性を測定して見ました。

 

何かの参考になれば幸いです。尚、使用するスピーカーユニットは前回と同じくMarkaudioのCHN50です。

 

現在、CHN50は既に廃版になっていて現行はCHN519になっています。

 

CHN519の場合、TSパラメーターがCHN50と多少異なりますので今回の周波数特性のデータはあくまで参考程度に見て頂けたらと思います。

 

 

上の画像は音道長140cmのエンクロージャーで幅は前回と同じですが高さ方向が随分大きくなってしまいました。

 

これだけ大きくなると、もうディスクトップで使うにはどうかと思われます。

 

 

上は音道長が120cmの時の周波数特性です。

 

低域は60ヘルツがやっとといったところでしょうか。

 

 

上は音道長140cmの時の周波数特性です。

 

低域は50ヘルツまで出ています。60ヘルツ近辺が盛り上がっているのが気になりますが、実際、音楽を流して聞いてみてFountekのFR89EXのバスレフと比較すると低域の量感が随分違って聞こえます。

 

※全体的な音の厚みと音色から言うとFountekのFR89EXの方がCHN50より好みですが、FR89EXは既に販売されていないようで残念です。

 

次回はユニットをTangbandのW3-2141に換装して測定して見ようと思います。