秋～冬はお豆が美味しい季節！白花豆の蜜煮

ジョイクリニック管理栄養士です。

寒くなってくると、じっくり煮込む豆料理がおいしくなりますね。

今回は、大粒の「白花豆」を、白ワインときび砂糖で、ふっくらと煮ました。

とろっとした蜜がからまり、とっても美味しいです
買ってきたお豆の煮ものには無い美味しさ。

【白花豆の蜜煮】

【花豆の薄甘煮/(10人分として)　約104㎉】

～作りやすい分量
花豆‥‥‥２５０ｇ
砂糖‥‥‥100ｇ

白ワインまたは酒…150ml
塩‥‥‥‥一つまみ

【作り方】

➀白花豆はさっと洗い、たっぷりの水に一晩つけて戻す。

②豆が十分にやわらかくなったら、砂糖を入れフタをせずに弱火で～２０分煮る。

③最後に塩一つまみを入れ、3分ほど煮てから火を止め、そのまま冷まして味を含ませる。煮汁に浸けたまま冷ますと、ふっくらした煮豆の出来上がり

通常は豆を甘く煮るときは、日持ちを持たせるため砂糖を豆と同じ重さ～８割加えますが、控え目にしています。

戻したお豆の風味が感じられて美味しくいただけます

甘い煮豆が好きな方はお好みで加減してください。

【白花豆って？】
白花豆は白く可憐な花が咲き、純白の豆を実らすことから「豆の女王」と呼ばれ、高級豆として扱われています。
ミネラルが豊富で、鉄分、タンパク質、食物繊維がいっぱい詰まった高栄養価の食材です。主に高級和菓子の白あんの原料として使われています。

ちなみに「白いんげん豆」は同じインゲンマメ属の植物ですが、ベニバナインゲンの白花豆とは別のものです。白いんげん豆に比べ、白花豆の方が粒が大きく厚みがあるのが特徴です。

【白花豆栄養もたっぷり】
特に女性にうれしいダイエット効果や美肌効果が期待できます。
低脂質高たんぱく
肉や血液、皮膚を作り出す成分であるタンパク質が豊富に含まれており、ダイエットにはぴったりの食材です
 エネルギーの代謝を促すビタミンB1などのビタミン群とともに、カリウム、カルシウム、鉄などのミネラルも豊富。
栄養バランスが良く、健康維持にも効果的です。
粒が大きいため食べ応えがあり、腹持ちが良いこともダイエット向きの食材と言えるでしょう。
食物繊維が多く含まれている
食物繊維は大豆の2倍と豊富です。
白花豆の食物繊維の多くは水に溶けにくい不溶性。便秘を解消し善玉菌を増やす役割があります。
腸内環境を整えることでデトックス効果が高まり、肌荒れ防止にも役立ちます。
 炭水化物の吸収を抑えてくれる効果
白花豆に含まれるファセオラミンには、炭水化物の消化酵素の働きを抑制し、糖を吸収されにくくする効果があります。
ダイエット効果に期待できると近年いわれるようになり、機能性表示食品にも応用されています。
糖質の多い食事が好きな方におすすめです。

豆は戻してある缶詰やパウチを使うと手軽に使えますが、
乾燥豆を一晩水で戻して使うと、味も風味も格段に上がります
戻した豆を１度沸騰させ、
お湯を捨てて新しく水を加えて柔らかくなるまで茹でると、あとは好きな味付けをします。お肉と煮込んだり、サラダにしたり、トマト煮にしたり…

いろいろな料理法で楽しめます。
豆の美味しさを召し上がってください
 

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