オランダのアザラシ保護施設、通称アザラシ幼稚園がSNS等で話題になりましたね。


もう、気づいちゃった?

アザラシはとっても魅力的だってことに。


実は1990年代に、この施設を取り上げた児童書が、日本で偕成社より出版されていました。

それがこちら!


さすがに1994年の本ゆえ、Amazonにも取り扱いなしです。


なぜこちらを読んだのかというと、紋別市にある日本唯一のアザラシ保護施設、とっかりセンターの獣医さん(現在は退職されています)の著書で紹介されていたから。下矢印こちらは入手可能ですよ。

それでは、「まいごのアザラシをたすけて!」の話に戻ります。


この本でビックリしたのが、盲目のアザラシでもヒゲによる探知で魚をとれるとふんで、自然に返すくだり。かわいいとはいえアザラシは野生生物、自然の中で生きていくのが幸せという考え方のようです。


アザラシ幼稚園に寄せられたコメントでは、「自然淘汰されるべき個体を人間のエゴで助けている」など批判もありましたが、本書を読めばそんな疑問は氷解します。


オランダのワッデン海では、人間による工業汚染によってアザラシの免疫力が弱り、様々なアクシデントが重なってアザラシ大量死が発生したりしたので、この保護施設が誕生したというわけ…


そして、発展した施設は来年にもっと広い場所へ移転することになったとか。

漁師の方々との利益相反もあるかとは思いますが、この人気や観光資源化により、アザラシ保護が穏やかに進むよう願ってやみません。


そして、誤植ハンターを自称するわたくし、見つけてしまいました。



ち ち く び…

ち が一つ多すぎるような…

って、本質とは関係ない蛇足でした。


下矢印こちらは一か月前につぶやいた私のポスト(x)

人気のネタを扱っても、注目度が低いので全然バズらないのウケる。