夏なのでちょっぴり怖い話でも…
数年前のこと、私の実体験です。
取材した怪談を書くとき、花魁(おいらん)淵の話がありました。
花魁淵とは、過去に花魁が大量殺害されたという伝説のある土地で、心霊スポットとして有名なのです。
ところが、怖がりの私、花魁淵には行ったことがない…
ひとさまから聞いた話を文章にする際、実在の場所を書くのに一番良いのはその場所を訪れることです。
そうすれば空気のにおいや風景などが実感として味わえて、描写にリアルさが滲みます。
でも、このとき〆切ギリギリでそんな時間は無く…
苦しまぎれにやったのは、花魁淵を画像検索することでした。
画像であっても、雰囲気はつかめるだろうと思ったのですが!
まだ、検索結果のリンク一覧をクリックしてもいないのに、パソコンの中だけ地震みたいにランダムに揺れていたのです。
怖くて強制シャットダウンしてからは、この現象は起こっていませんが…
何かのブラクラ的なコンピュータウイルスだったのでしょうか、それとも?
結局、怖くて花魁淵の風景画像は見れずじまいでしたので、このときの怪談は風景描写を極力はぶいて書いたのでした。
怪談作家でよかったこと
取材メモ大公開〜