私が洗濯物を干そうと窓を開けると、
そこには1cm弱の蜘蛛様が居座っていた。
体に似合わぬ、大きな巣もはっている。


私は女子たるものの多くの例にもれず、
およそ虫というものが大のニガテである。

形状としては美しいと思うし、
虫のメカメカしい
機械っぽい光沢や見かけなどは
図鑑で眺めたりも出来るが、
本物は生きてても死体でもダメ。

あ、蜘蛛って虫じゃあないんだっけか。

とりあえず、
小さくて外骨格の方々は苦手だ。


息で吹き飛ばすことを試みたが、
どかない蜘蛛。

蜘蛛は益虫だとか、
朝の蜘蛛は殺すなとか言う
けれども、
そいつのせいで洗濯物を干せない。

…殺そう。

でも、手でつかむのはイヤ。
ティッシュを使おうとも、
あのぷちゅっって感触が厭。

そうだ飛び道具があるじゃないかーっ!


ずっと前に買ってあったハーブで
殺虫ジェットハーブの
スプレーを取り出す。
まだあまり使ってないので、
スプレー缶はずっしり重い。


そこにいたおまえの因果じゃ…
悪く思うなよ…
とスプレーをプシューー!!

その時…

風向きが変わり、
私はもろにスプレーを浴びた…

ハーブで殺虫と言いつつ、
石油系溶剤が使われているので、
人体にやさしいわけではなかった。


う゛ぉえええーっ!!!

げろっとなりました(泣

蜘蛛はしとめましたが、
私も被害甚大でした。
生き物のいのちをうばうことの
重さを知りました(違