変なもの大好きな私としては、すぐにお笑いブログに
戻りたいのですが、記録の意味もあって書いときます。

~あらすじ~
病院を夜逃げ、駆け落ちした私は平和な暮らしをしていたが、
そこに突然叔母からの電話が…
詳しくはこちら。
http://ameblo.jp/joyblog/entry-10006029897.html

まず、今年の早春に何年かぶりに叔母から電話があった。
元気かしら? 仕事は何しているの?
という、親族としてはごく普通の電話。

私はそのとき↓この本のための文章↓を書いていたので、
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「少し、ライターみたいなことを…」
と答えた。すると叔母は、こう言った。

まだ会ってあげられないの。お姉(私の母のこと)が
可哀想よ。Joyちゃんがつらいのもわかるけど、
私が母親だったら、自分の娘に会えないなんてつらいわ


まあ、普通の親子で考えるのなら、
母親に会わない娘が外道に思えるだろう。だから、答えた。

「もし私が叔母さんの娘に生まれていたら、
家出なんかしていないよ」

叔母は声をつまらせる。
どうしても無理なの?
会ってあげられないの? 
意気消沈しちゃって可哀想よ…


「母は可哀想とは思うけれど、とにかく父が無理で。
あの人がいやで」

私がそう言うと、叔母は言った。

ええっ、パパちゃんはJoyちゃんのこと、
すごく思っているのに…


もう七十を越えた人に、「パパちゃん」はないだろう、
「パパちゃん」は。

私はここで脱力して叔母の話をまともに聞く気がなくなり、
親子の情をせつせつと説く叔母に、
「はぁ…はぁ…そうですか…」
と気のないあいづちを打ち続けていた。

これは、以前○ーソンのクレーム係に電話したときに、
まんまこのようなあいづちを打たれて、
相手の話す気をそぐのに有効な話法だと思い、
もしものときのために覚えておいたのだ。


らちがあかないと思ったのか、
叔母は電話をダンナTくんに代われと言う。
素直に代わると、ひとしきり
あなたから会うように言ってあげて
のようなことを言って、電話は切れたそうだ。


ダンナTくんは、
「おれがガツンと言ってやろうか、
一生会うことはありませんって」
と言うが、
「あまり強く言うと、向こうも強硬な手段を考える
かもしれないから、のれんに腕押し作戦で行く。
向こうに電話してもしょうがないわ、って
思っていただいて、疎遠になっていただく作戦」
ということにしてもらった。

ダンナTくんは温厚そうな見かけをしているが、
声が非常に大きく、怒鳴るとかなりの迫力なのである。

叔母の電話は、数年ぶりの春の珍事だと思っていたが…

翌月、またもや電話があった。

(つづく)