大好評連載中、大河ドラマ「親と私-カマキリの家-」。
カマキリの家というのは、
昔好きだった石垣りん・作のポエム
「家出のすすめ」
の一節に、
「家はゆりかご でも ゆりかごの中に
相手を食い殺すカマキリもいる」
というのがあったので真似てみた。
この詩、手元に無いので、細かいところは違うかもしれない。
学生のとき、模試の試験問題か何かで読んだだけなのだ。
父について。
うーん…母に比べると薄いキャラかなあ。
仕事であまり家にいないし、四年くらい単身赴任でいなかったし。
小学2年生の時、学校の小テストで
「家に時々来るひとは?」
っーのがあって、正解は
「郵便やさん」
とかだったらしいのだが、私は
「おとうさん」
と書いて「いったいどういうウチなんだ?」
と話題をさらったものよ。
私が今住んでいる住居に、ときどき名の無いハガキが届く。
内容は、仏像や花の写真と、ポエムだ。
アノヒトからだ、と思う。
この郵便物は、我が家では「地獄通信」と呼ばれている。
理屈ではない、体が硬直する。
感情が凍る。
(理由はこのブログの2005年8月~12月に記したとおり…)
おやだから。
あきらめていないのだ、私を取り戻すことを。
ダンナはそれを見てひきつる私を見たくないので、
「ポストはオレが確認するからあんたは見るな」
と言う。
だが、ポストものぞけない人生なんて…
そんな怯えて生きるなんて…
と思い、今日も地獄通信が来ていないよう祈りながら
ポストを開ける。