同人誌・個人誌という名の自費出版は何度もしてきた
わたくしですが、商業出版と関わるのはこれが初めてでして、
ドキ胸そわそわな日々を送っているのですけれど、
ここまでの日々を記録しておかんければ!
と、思いましたので書いてみます。
思えば、日記もろくにつけない子でありました。
なぜなら、日記をつけていたらどんなに隠しても
母親が必ず探し出して読んでしまったからです。
持ち歩く手帳に一言メモだけにしました。
風呂入ってるすきに、読まれました。
ニホンゴだとアレなので、英語やローマ字にしました。
またも解読されました。
というわけで、小学生から大学生まで、
私と親のチキンレースが繰り広げられていたのであります。
親と同居していた当時は、まだケータイ電話は珍しいもので、
(父親だけは、でっかいケータイを持っていましたが)
もちろんモブログなんてものもまだなく、
日記といえばアナログなのでした。
家出とかけおちをして、彼氏Tくんと二人暮らしを始めたところ、
彼の家にはPCがありました。
PC。なんてステキ。
ネットに不慣れな私は、ひまな時間PCの電源を入れては
メモ帳にエッセイと言うにはあまりにアホウな文章を
書きなぐっておりました。
時は2000年、ミレニアムに世間がわきかえるおり、
彼がHPを立ち上げたのです。
HP:ホームページ、サイトとも言う…は、
ブログが全盛になるまではネットのキホンでした。
そのHPで、2001年に彼が私の文章コーナーを作ってくれたのです。
それが、私のネットライフの始まりでした。
見ず知らずの人から、「面白い、いつか本になるといいね」との
感想メールをいただいたりして、いつしか私は
「文章を書いて、出版したい」
という気持ちが高まってゆきました。 (つづく)