さて、手作りチョコである。
初めてとはいえ、
カカオ豆から作るわけではなく
既成のチョコを溶かして
固めなおすだけである
という情報を予め入手していたので、作業に着手。
私はホワイトチョコが好きなのだが、
ダンナJIMMYくんはビターチョコ好きなので
ホワイト&ビターで
マーブル模様にしよう、と立案。
鍋に入れてビターを溶かし、
前もって溶かしておいたホワイトを流しいれた。
ところが!ヤツらマーブル模様にならずに、
ジワジワ溶けて一色に
なっていくではないか!
誤算である。
結局、
カップいっぱいに何の変哲も無いミルクチョコが出来上がり。
仕方ないので失敗作を自分でグイ飲み。
チョコレート大量摂取のせいか、その夜不眠になる。
マーブルは無理とわかったので、くっつけてチョコをたらし、
頭が白で体が黒の雪だるま型チョコにしよう、と思い立つ。
まな板にポタポタ時間差でたらすと、うーんいい感じ。
かなりイメージどおりに出来上がる。
固まってから、はがそうとしたら…はがれなかったんですね。
これが。
もう、原料用のチョコも切らしてしまったので、
これでやるしかねえ。
チョコをはがしましたとも、
まな板を包丁の柄でガンガン殴りながら…。
翌日、デートでJIMMYにこいつをプレゼント。
ラッピングアイテムを買うのを忘れたため、
ハーブティーの空き箱に、ラップで包んだブツを入れた。
しかし、コレを見たJIMMYが一言
「ストーカーからのチョコみたいで、こわいよ…」
ラップの中には、粉々になった白や焦げ茶のチョコ塊が
入っていたのである。
苦労と成果の見合わない体験であった。
以来、手作りチョコなるものに手を出したことは無い。