原因不明の動悸と頚部拘束感に悩まされる夫・光良。
家庭や職場のストレスが、彼を追いつめたのか…。
妻・純子も苦悩していた。
この「××との戦い」シリーズは原則フィクションということに
しておいてくださいね(やばいので…)。もくじはこちら。
http://ameblo.jp/joyblog/entry-10020580503.html
光良の職場は、熱心ではあるがどうもズレているようだ。
体調不良に悩む彼と、私は話し合った。
純子「動悸とかは、心身症じゃないのかなあ。
ストレスのせいで、自律神経が
おかしくなっているのかもしれないよ。
私の医学部時代も、そうだったから…」
光良「そうだな…病院行くか…
やっぱ、精神科がいいのかな?」
純子「どちらかというと身体症状がメインな
わけだから、心療内科がいいかも。
でも近所には心療内科ないよね…
ってことは、精神科になるのか。
からだの疾患を除外するためにも、
まずは内科に行ってみたらどう」
職場で激しく動悸がするという状況から、
動悸の原因がストレスだと想像しているのだが、
心臓そのものに不調があるという可能性も捨てきれない。
心療内科や精神科にかかる前に、内科で身体疾患を
除外診断してもらえばいいと思った。
行動的な光良は、かかりつけの内科医院に即行で受診した。
もやもやとした気分のまま、家で待つ。
もとがマイナス思考なので、常に最悪の状況を想像してしまう私。
想像がふくらみすぎる前に、彼が内科から帰ってきた。
結果は、カラダには異常なし。
彼は、一通の紹介状を携えていた。
とある精神科への紹介状を。
まさかその一通の紹介状が、
これから地獄のような日々を巻き起こす
ことになるとは、私は予想できなかった…。