不要な体温計を買わされて戻った私に母は激怒。
電話でいつものようにまくしたてた。
私とさほど歳のかわらぬ受付嬢は、
母の金切り声一撃で屈した…らしい。
驚いたことに、
私にはかたくなに
「先生の指示だから買って帰れ」
とつっぱねていた受付の女性は、
母の電話一本で体温計のキャンセル&返金に応じたのだ…。
受付でじかに言っても聞いてくれなかったことが、
母親の激怒電話一本でくつがえる。
私も相当世間知らずでひ弱だったと思うけれど、
世の中の不条理を見た思いがした…。
つつつつつよくならなくちゃ。
母とともに医院に引き返すと、
受付嬢は体温計を受け取ってそのぶんの代金を返金し、
「すみませんでした」と頭を下げさえしたのであった。
あいかわらず閑散とした待合室であったが、
タバコ医師は会計所には出てこなかった。
そして、母の命令により、この顛末を
タバコ医院を紹介した大学の健康管理部門に
報告にいくことに。
するとそちらもびっくりしていた。
院長先生がK大OBでいらしたので、
学生向け医院紹介リストに載っていたそうなのだが…
「院長先生が亡くなって
奥様が継がれたのは知ってましたけど、
そんな対応をするクリニックだとは…
院長先生がいらっしゃった昔は
とても評判がよかったんですけどね…」
…私も院長先生が
いらしたときに、
かかりたかったですよ!…
なんだかいろいろせつない思いをした婦人科体験…。
この後、部活…医学部体育会に産婦に進んだ先輩がいらしたので、
私はその先輩に恥ずかしながら健康相談、
先輩は「それならいい先生に紹介してやるよ!」
と、とんとん拍子にK大婦人科受診が決まったのであった。
これが、5年後のポリクリでドキドキの原因になることは、
まだその当時の私は知る由もなかったのだった…。
そして
http://ameblo.jp/joyblog/entry-10018129478.html
に続くのであった…。