医学部といえど学生は学生なので、
学校名物(?!)机のラクガキ
もよくあった。
医学部図書館の机もラクガキから逃れることは出来ない。
私個人としては、ラクガキは大学生になったらもう
卒業しようよ、と思うのだが…。
妖怪のようなシュールなイラストが机に描かれていたり、
個人のメモ代わりだったのか、
なにやら判読不明な数字や記号が書き込まれていたり。
まあその大半は、眉をひそめさせるような不快なものだった。
だが…
あるとき傑作だ!
というラクガキに出会った。
それは、コンクリート打ちっぱなしの壁に書かれていた。
数行、たわいもないポエムのような言葉が書き連ねてあり、
そのラストには…
金色冬生
と、いかにもきゃしゃな文字で署名してあったのだ!
詩人・銀色夏生、のもじりですね。
銀→金、夏→冬という入れ替えで。
いやもちろん、
公共物にラクガキなんていけないことだけれど、
医学部にもこんなユーモアのあるひとがいるんだ~!!
と感慨深かった思い出である…。
そして医学部図書館の思い出ファイナル。
一般の図書館だと借りた本は自分で
書架に返却しなければならなかったりするが、
この図書館ではカウンタに返せば司書さんが
書架に返却してくれた。
らくちん。
院内いたるところに設置されたブックポストにポイっと
入れておけば、本はのちほど回収・返却される。
わざわざ図書館に出向かなくても本を返すことが出来るのだ。
(借りるときは行く必要があるけれど…)
多忙な研修医にはうれしいシステム。
安心便利な図書館だが、
ただひとつ恐ろしいシステムがあった。
それは 罰金制度。
(明日の図書館ファイナルにつづく…)
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