研修医時代は、ぺえぺえであるにもかかわらず、
よく接待につれていってもらった。
接待と言っても商談をしながらおいしいお食事をいただくと
いうもので、きれいなおねえさんがいるようなところには
行かなかったですよ。
なにしろ研修医は食生活が貧しくて、
普段の日は
宅配ピザ・宅配弁当・生協の弁当と
弁当尽くしな食生活を無限ローテしているので、
たまにあるお食事接待はうれしかったなあ。
とある焼肉レストランに接待で行ったことがあった。
そこはビルの一階で、
二階はサウナになっていた。
そして入り口には、
「サウナのあとは焼肉
焼肉のあとはサウナ」
とでかでか書かれた看板がおいてあり…
夢見がちな私の頭には、
焼肉食ってサウナ行って、
また焼肉食ってまたサウナ…
という
サウナ
↑↓
焼肉
魔の無限連鎖、
一周目は極楽、でも
二周目からは地獄めぐりみたいなっ!
暑苦しい想像が浮かんだことでした。
そしておいしいものをたらふく食った研修医たちに、
先輩医師がひとこと。
「きみら、思い上がるんじゃないよ。
きみらがチヤホヤされるのは、
K大の看板を背負ってるからだからね。
今はもてなされてるかもしれないけど
開業したり病院を移ったら、
いつもこんな風にはいかないからね」
おっしゃるとおりで…!!
研修医が勘違いしてまいあがらないよう、
きっちりクギを刺しておく先輩医なのでありました。