これは、某大学医学部の校舎3階女子トイレで
本当にあった怖い話である…
またトイレかい!という感じで
最近トイレブログになってるウチですが、
たぶんこれでトイレネタはラストなんで、お許しください。
校舎の1階は教室、
そして2,3階は生理学教室の実験・研究棟だった。
生理学というのは、生物の仕組みや
体内で起きるもろもろの反応を勉強する学問。
理科が進歩したようなものでしょうかね。
その、生理学の講義で困ったことと言えば…
こちらにも書いたが
男子トイレは各階にあるのに、
女子トイレは3階にしかないことだった。
女子が少ない医学部ゆえか、女子トイレ少なすぎる。
大学生時代、彼氏Tくんと某文系私大の学祭行って
びっくりしたもんね。
だってその大学には、
女子トイレがいたるところにあったのだもの。
しかもピカピカで新しくてね、ウォシュレット完備ですから。
…築数十年で、すえたニオイとひびわれた和式便器の
我が大学とは、なんて違いだろうと嘆息したもんです。
で、母校のトイレの話…。
くだんの3階の女子トイレに、ある日いきなり
金魚の入った水槽
が置かれた。
しかもその金魚は、
金魚すくいのちっちゃいやつではなく、
体躯堂々、ヒレがヒラヒラの美しい
リュウキン。
手のひらくらいデカい立派な金魚。
それが、5,6匹もいただろうか。
暗くじめじめとして、壁も便器もひびわれて臭う
古い女子トイレ。
そこにあらわれたる華やかな生き物たち。
鮮やかな朱赤と金色が混じり合って。
きれい…
人間の忙しさなどに頓着せず、ゆうゆうと泳いでる。
かわいい…
水中で、ひらりくるりと金魚たちがゆったり舞い泳ぐさまは、
レポートと実験の忙しさに
ささくれだった医学部女子の心を癒してくれていた。
ところが…
翌日、キンギョが1匹減っていた。
あれ?死んじゃったのかな…
そんなことを思っていたのだが。
次の日、一気に金魚は二匹も減った。
もうおわかりですね、
その金魚は観賞用ペットではなく、
生理学実験用キンギョだったのです。
もちろん生徒用だったらもっと早く気付いたはず、
生理学教室の女性研究員が、
実験室が狭いかなにかで女子トイレに金魚を置くことに
したんでしょうね。
キンギョたちは毎日減り続け、
水槽があらわれてからわずか4日間で、
金魚は全滅した…
そして、誰もいなくなった
とアガサ・クリスティの小説タイトルを思わずつぶやいた私…
実験のため、その身を供された金魚たちに、合掌…。
ちなみに、
「あの金魚って、実験用だったんだね。
心なごませるために置いてあったのかと思ってた…」
とクラスメートに話したら、
「はあ?そんなのJちゃんだけじゃないの?
あんなの実験用に決まってるじゃん」
と言われましたとさ。とっほほほ。
記事がお気に召しましたらぽちっとお願いします☆
本当にあった怖い話である…
またトイレかい!という感じで
最近トイレブログになってるウチですが、
たぶんこれでトイレネタはラストなんで、お許しください。
校舎の1階は教室、
そして2,3階は生理学教室の実験・研究棟だった。
生理学というのは、生物の仕組みや
体内で起きるもろもろの反応を勉強する学問。
理科が進歩したようなものでしょうかね。
その、生理学の講義で困ったことと言えば…
こちらにも書いたが
男子トイレは各階にあるのに、
女子トイレは3階にしかないことだった。
女子が少ない医学部ゆえか、女子トイレ少なすぎる。
大学生時代、彼氏Tくんと某文系私大の学祭行って
びっくりしたもんね。
だってその大学には、
女子トイレがいたるところにあったのだもの。
しかもピカピカで新しくてね、ウォシュレット完備ですから。
…築数十年で、すえたニオイとひびわれた和式便器の
我が大学とは、なんて違いだろうと嘆息したもんです。
で、母校のトイレの話…。
くだんの3階の女子トイレに、ある日いきなり
金魚の入った水槽
が置かれた。
しかもその金魚は、
金魚すくいのちっちゃいやつではなく、
体躯堂々、ヒレがヒラヒラの美しい
リュウキン。
手のひらくらいデカい立派な金魚。
それが、5,6匹もいただろうか。
暗くじめじめとして、壁も便器もひびわれて臭う
古い女子トイレ。
そこにあらわれたる華やかな生き物たち。
鮮やかな朱赤と金色が混じり合って。
きれい…
人間の忙しさなどに頓着せず、ゆうゆうと泳いでる。
かわいい…
水中で、ひらりくるりと金魚たちがゆったり舞い泳ぐさまは、
レポートと実験の忙しさに
ささくれだった医学部女子の心を癒してくれていた。
ところが…
翌日、キンギョが1匹減っていた。
あれ?死んじゃったのかな…
そんなことを思っていたのだが。
次の日、一気に金魚は二匹も減った。
もうおわかりですね、
その金魚は観賞用ペットではなく、
生理学実験用キンギョだったのです。
もちろん生徒用だったらもっと早く気付いたはず、
生理学教室の女性研究員が、
実験室が狭いかなにかで女子トイレに金魚を置くことに
したんでしょうね。
キンギョたちは毎日減り続け、
水槽があらわれてからわずか4日間で、
金魚は全滅した…
そして、誰もいなくなった
とアガサ・クリスティの小説タイトルを思わずつぶやいた私…
実験のため、その身を供された金魚たちに、合掌…。
ちなみに、
「あの金魚って、実験用だったんだね。
心なごませるために置いてあったのかと思ってた…」
とクラスメートに話したら、
「はあ?そんなのJちゃんだけじゃないの?
あんなの実験用に決まってるじゃん」
と言われましたとさ。とっほほほ。
記事がお気に召しましたらぽちっとお願いします☆
