私は勉強のための塾には一切通ったことがなく、
浪人が決まってから1年河合塾に通った。
一方、現・ダンナのTくんは小学校の頃から塾に通う
毎日だったが、志望大学に現役で合格した。
人間の一生において、
どちらが塾との幸せな付き合いかたであるのかは、
定かでない。
私が予備校で聞いたお話。
予備校では、生徒が講師の通信簿をつけるので、先生方も
人気のために面白い話をしてくださるのである。
ある講師の先生が大学生だった頃、
留学生が英国からやってきたという。
その名は「イヤン」
茶目っ気を出した先生は、この善良な留学生くんを
かついでやろうと思い(英語で)こう言った。
「イヤンは日本で
とても好まれる名前だ。
バカンを
つけるとなおよろしい。」
これを信じてしまったイヤン君、
それからというものの、自己紹介のたびに
「My name is
イヤン、バカン」
とやるもんだから、サァたいへん。
彼の行くところ、爆笑の渦が起こったそうである。
人のいいイヤン君は、
自分の名はそんなに日本人に好かれるのか、と
「イヤーン、バカーン」
を繰り返していたのだが、
或る日みかねた学生の一人が真実を打ち明けた。
それ以来、帰国するまで
イヤン君はその講師と絶交してしまったのだという。
母国に帰るまで甘い夢を見せてあげた方が良かったのか、
それともこれでよかったのか…。
真実は定かでない。
浪人が決まってから1年河合塾に通った。
一方、現・ダンナのTくんは小学校の頃から塾に通う
毎日だったが、志望大学に現役で合格した。
人間の一生において、
どちらが塾との幸せな付き合いかたであるのかは、
定かでない。
私が予備校で聞いたお話。
予備校では、生徒が講師の通信簿をつけるので、先生方も
人気のために面白い話をしてくださるのである。
ある講師の先生が大学生だった頃、
留学生が英国からやってきたという。
その名は「イヤン」
茶目っ気を出した先生は、この善良な留学生くんを
かついでやろうと思い(英語で)こう言った。
「イヤンは日本で
とても好まれる名前だ。
バカンを
つけるとなおよろしい。」
これを信じてしまったイヤン君、
それからというものの、自己紹介のたびに
「My name is
イヤン、バカン」
とやるもんだから、サァたいへん。
彼の行くところ、爆笑の渦が起こったそうである。
人のいいイヤン君は、
自分の名はそんなに日本人に好かれるのか、と
「イヤーン、バカーン」
を繰り返していたのだが、
或る日みかねた学生の一人が真実を打ち明けた。
それ以来、帰国するまで
イヤン君はその講師と絶交してしまったのだという。
母国に帰るまで甘い夢を見せてあげた方が良かったのか、
それともこれでよかったのか…。
真実は定かでない。
