お笑いでボケとツッコミってありますよね。
リアルな私を知る人は、10人が10人

「Jさんってボケだよね」

と言うのです!

えええ?
私、さまぁ~ずの

三村マサカズさん

のように華麗なツッコミをめざしているのにっ!心外だわ~。


そんな私の、ポリクリ時代の出来事を告白します…。



内科の一部に老年科があった。
ここは、老人専門の内科的疾患を診るところであった。


そこで、大学から紹介された老人専門病院を見学に行く
ことになった。


到着すると、施設の職員さんが
「入院患者さんとたくさんお話してくださいね。
よろこばれますよ~」という。

職員さんの先導で、とある患者さんの個室へ入る。



職員さん「もしもし~●○さん?
 見学の学生さんが来たわよ~。
 学生さんとお話してあげて~」



患者さん「今眠い!寝る!帰れ!」

(お布団をかぶってしまわれた)



私…ドキドキドキドキ…



職員さん「あっれ~おかしいなあ。
●○さん、ふだんはお話好きな人なんだけどね~」

その後、無事起きている方とお話することが出来たが…
心臓バクバクしたのだった。


眠い時に起こされて、しゃべれと言われたらそりゃ
怒りますわ…


見学者が集合して、職員さんに施設を案内してもらった。

ベッドがたくさん並ぶ大部屋があり、職員さんが


「ちほうの患者が入ってます」


と説明した。


休憩タイムになり、同級生の女性が



「ひどいね。いくら病気だからって、
患者さんの前で
ちほうと言うなんて!」



と憤慨しているので、私は


「え?なにがひどいの?
この施設が人気だから、
全国各地から入所されてるんでしょ。
ああ、
地方
って言うと田舎差別っぽいから?」



と答えた。


もう、オチはおわかりですね…



彼女は、


ため息をつくと、

私にこう言った。



「あのね、Jちゃん…


“地方”じゃなくて


“痴ほう”だから…!!」




恥 恥 恥 恥


ここがどこなのかを考えれば答は明白だったのに。

のんきな自分を恥じた、若い日の思い出である…。


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bana02