これはK大で局地的にささやかれていた話なので、
都市伝説というほど広まってはいないのだけれど…

先輩医から聞いたお話。



「全身麻酔の手術があってね」


はい


「吸入麻酔をかけたわけ」


はあ


「効いたころあいに手術が始まったんだけど
患者さんの手がもぞもぞ動いているのよ」


ええ!


「どうしたのかな、ってよく見たら…

 い た い 

って、指で文字書いてた」



ゾゾ~っ!!!




…手術が始まったのに、まだ麻酔が完全に効いてなかった

という恐怖体験談なわけなのだが。



…というやりとりが、先輩との間にあったのだけど。

よく考えてみたら、オペ中の患者さんの手って

輸液ルートのため、点滴してたりとか。

指先には、血液中の酸素飽和度の指標にするための、
クリップ型測定器をはさんであったりとか。


いろいろと固定されていることが、多い…


なのに、指文字が見てそれとわかるほど書ける…
なんてこと、ありうるのだろうか?!


私はその現場にいたわけではないので、状況がよく
わからないのだが…。

ひょっとして、先輩にかつがれたのかなあ、
だとしたら怖い思いをした患者さんはいなかったことに
なるのでハッピーだな、などと思うのであった。


bana02



追伸
風邪がぶりかえしてしまい(せきがひどいのです)
皆様のところへうかがえず、またいただいたコメントへの
レスも遅れてしまっております。

明日にはなんとか、と考えていますので
どうぞよろしくお願い申し上げます…。