研修医・当直室のお話。

K大には、今でこそ院内にコンビニが出来たらしいが、

私が働いていた当時は17時で閉まる

学食と生協があるのみだった…。


外来勤務だって20時くらいまでかかるし、
病棟は午前様になることもあるから、
メシが困る困る。


最上階に、お高いレストランがあってここはもうちょっと
夕方までやってはいたけど、なにしろお高いしその割に
美味しくもない。


だから深夜腹が減ったら、駅前のコンビニまで走って行くか、
病棟を抜け出せない時は宅配弁当や宅配ピザをたのむしか
なかったのである。



そんな研修医ライフだったが、飲み物だけは
院内に設置されている自動販売機で買うことが出来た。


その、自動販売機が…


当直医の泊まる当直室が並ぶフロアにあったのだが…


自動販売機の真ん前の部屋、

うるさくて仕方がない。



ド深夜やド早朝であっても
飲み物を買いに来る人の

革靴の足音がコツコツコツコツ、

お金は硬貨がチャリンチャリンチャリン、

商品がゴロゴロガッシャーン、

立ち去る足音コツコツコツコツである。



これが1,2度ならばガマンも出来ようが、
当直医や病棟勤務などで深夜早朝院内にいて、
飲み物をほしい人というのはけっこういるもので、
これが何度も何度も繰り返される。


そのうち慣れて、平気で眠れるようになったが
最初のうちは眠りが浅くてしょっちゅう自動販売機の
騒音に起こされたものだった。



この自動販売機…


どこにあったかというと…


眼科と皮膚科の当直室の間



にあったのだよね…


もしかして、眼科と皮膚科は生命を左右する急患が
少ないと思われて(QOL:クオリティ・オブ・ライフには
大きく関与するのに~)ココに自動販売機が設置されたの
かしら?!と、ついつい邪推してしまったりするのであった。


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bana02