Oという男がいた。

彼は、科の医局飲み会にて泥酔してしまい、
ビールのジョッキを持ったまま歩き回っていた。


しかし酔っぱらいの事、
足はふらつき気付いた時には、
上等なスーツを着ていた医局のキング、
すなわち
教授の股間にビールを
ブチまけて
しまったのであった。


教授は凍りついた彼にこう言ったという。
「Oくん、きみ、
アメリカは…好き?


その後、彼が人事異動でアメリカ送りになったのは
言うまでもない。或る意味栄転とも言えるのであるが…。

 
3年後、帰国した彼は
「『アメリカくんだりまで行って学んで来ても初心を忘れぬ』
医者」として有名になり、

「アイツはフロリダじゃなくて、
『バー・フロリダ』とかに毎日通ってただけなんじゃないの」
と冗談のネタにされていたそうだ。



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