「自分は、ずっと何かを失っている気がする。」


突然、この言葉が脳裏に浮かんだ。


…でもその何かは、分からない。


漠然と、「失っている」と感じた。



【何を喪失したのかがわからない】



…愛読書、『こどもを生きればおとなになれる』に、こう書いてあったのを思い出した。



何回読んでもこの言葉の意味が分からなかった。



けど今日初めて、この言葉を自分に逆輸入出来た気がする。


まさにこれだと思った。




長い長い間、何かを失っている気がする。


それはうつの正体のような気もする。




同著には、続きにこう記載がある。


【子どもの「権利目録」


 ・誰かの期待通りの存在だからではなく、ただありのままの自分として大切にされる。


 ・親の喪失を埋め合わせるための存在ではなく、その子自身として慈しんで育てられる。


 ・一貫性と、安全と、暖かさと、理解を与えられ、無条件に愛される。


 ・ひどく傷つくような状況から守られる。】



あー。


これか。。。


これがずっと失っていたものか。。。




【こうした基本的な権利を奪われた子が受け取るメッセージは、「お前には価値がない」】




母はずっと苦しんできたんだなと、なぜか思った。


……そしてきっと、父も。



…いやたぶん、先祖代々……。




これが俺の


今を生きる俺の


とても難しいお仕事。