ご愛読ありがとうございます自閉っ子の子育てのはげみになります。
七目家のバトル、笑っていただけたら、幸いです
漱石くんが障害児になった日
私は、仕事人間で、障害児育児は、後回しにしているところがある。だって、考えると、闇でしかなく、鬱になりそうなので、臭いものには蓋状態である。
無知って、恐ろしいが、強い。
小さいころから、漱石が、なんとなく変わり者であるとは、思っていたけど、変わり者の父(岩石)と、変わり者の母(鉄の女)から生まれたので、私たちは同じベクトルを向いており、七目家の中では、普通であった。私は、変わり者ではあるが、外界とは、上手に、摩擦なく調整できているし、そんなに浮いたヤバい人でもない。仕事もできており、なかなかのお局様ぶりを発揮している(笑)
父の岩石は、よくわからないが、摩擦があっても、気にしないようだ。岩石ゆえに、何も気にしない。鈍感力をもっている。←漱石は、真逆の敏感っ子。漱石くんは、三年生の時に、学童の先生から放課後デイサービスをすすめられたのをきっかけに、障害が、発覚する。
学童の先生は、勇気をもって、親に伝えたのだと思う。
あんたの息子、絶対、障害児だよと。
と、ストレートにいいたかっただろうが、やんわり、上手に、優しく、言ってくれていた。先生の対応は、神対応でした
母は、育てにくさはありながら、最初の育児だから、育児って、こんなに、こんなに、こーんなに、大変なのねーと、思って頑張っていただけに、青天の霹靂であった。
漱石は、言葉がでないとか、オムツが外れないとか、なーんにもなく、逆に頭いいねーと言われて育ってきた。幼稚園の通知表なんか、全部良くできましたに、丸があった。もう少し頑張りましょうには、ひとつもついていなかった。三年間を通じて。
最近の先生は、通知表の付け方が、甘いなーと、最近は、ほめて伸ばす傾向かなーと、そんな風に思っていた。(数年後、妹もも姫の通知表の悪さをみて、漱石は優秀だったことに気づく)
とりあえず、放課後デイサービスとやらを見学しにいって、説明を受けると、医師の診断書がいるといわれ、役所にも行かされ、私の楽しい休みを返上し、都合をつけて、バタバタした。
で、精神科に電話をして、予約とって、受診の日が、決まったのだ。
面倒臭い。
こんなことに時間さいて、めんどうだ。
確かに、癇癪凄いけど、学校では上手くやってるしなー。学習に、ついていけないわけじゃなさそうだし。と、思っていた。まぁー、毎日の酒乱のような絡みと、こだわりと、ルーチンと。言葉の意味の取り違いと。二年生から三年生にかけて増えていった。なんで、そんな、精神異常者みたいなことやるんだろうと思っていたが、障害児には、まだ気づいていなかった。この頃は、敏感っ子HSCと、思っていた。
精神科で、聞き取りや、知能検査をして、IQが70以下だったもんで、知的障害もあるとか診断され、自閉スペクトラム症と診断された。
そして、医者は、治りません。薬もありません。と、言ったのを覚えている。
放課後デイサービスは、行けますとも、言われた。
これが小3の秋だった。
障害児となった我が息子のことをふびんに思い、数日後に開催された運動会での息子のかけっこが、目に焼き付いていて離れない。みんなの背中をみながら、最後に遠慮しながら、猫背で走る姿だ。本気だせば、速いのに。本番で勝ち気になれないのも、障害の特性だった。
母は、最後でもいいんだよと、ちゃんと走れてるから。うれしいよ。とエールをおくった。(過去のかけっこでは一番になれと言っていた ゴメン)
保護者がいるなか涙は、止まらなかった。どんどん、同級生と引き離されていくんだなー。どんなに努力しても、追いつかない、定型発達との間にある壁。
母は悔しかった。悔しいが、もう、同じ土俵で、競争させたら、いけないんだと、自分に言い聞かせた。
うちの子バカなんだ。知的障害だもんなーと度々認識するようになって、障害受容も少しはできている!!?はず(笑)
知的障害児のはずだけど、
算数のテストで、クラスでひとりだけ100点とったり、お友達に勉強教えたり、お友達からもらうお手紙に、頭がよくてうらやましいとか書かれていたり。
担任の先生も、悪いというか、むしろよい方と言うし。宿題は特性あるがゆえに、全然しないけど、テストは100点もってかえってくる。
本当に
知的障害児
なんですかー?
まぁ、みなさん、こういう知的障害児もいますよ。ここに
だから、知能検査の結果に動揺しなさんな←あんたが言うな(笑)
知能って、何だろう?
度々、知能って、何か考えるようになった。おそらく、生きるために必要な技能を身に付けれる能力のことで、学問ではないようなきがする。
漱石くんは、
精神発達遅滞は、あります。
遅滞とは、→遅れる。滞る。
これは、よくわかる。
うちは、精神年齢は一年生だ。三年生の時から、一年生のまま。五年生でも、一年生な感じ。
それ以下かも。
月日は流れ、今では、うちの知的障害児は、母と戦争をやっている。
けっこうな頭脳心理戦で(笑)
子供の成長は、速かったり、遅かったり。長い目でみれば、悔やむことなし。
苦しいことは、笑いにかえよう
それが、私のモットーだ