4月になり、わたしは焦っていました。京都などさくらの名所は次々と見頃をむかえているのに、わたしはお花見できずにいました。
さて、どうしようσ(*´ー`*)
山の方へ行き標高が高くなれば、さくらの開花もゆっくりなはずです。そこで「山」といえば…と考えて、奈良 吉野山まで足をのばしてみることにしました。
日曜日の早朝5時に出発。天王寺まで行き近鉄阿部野橋駅から南大阪線、吉野線と乗り継いで吉野駅に到着しました。〈世界遺産 吉野山〉の入り口です。家を出てから3時間が経っていました。
山の上へ向かうバスを待つ列に並んでいるときに、前の人と話をしていて「写して行かれますか?」と出してくださった地図が、この日、本当に役に立ったんです。ありがとうございました(^O^☆
計画していた通りではありましたが、このあと奈良交通のバスで《中千本》まで登り、ケーブルバスでさらに《奥千本》へ。下りは徒歩で景色を眺めながらというスタンダードなコースをとることにしました。
《奥千本》まで登ってくると、ここのさくらは咲き始めたところでした。
皆さんがそうされているのに倣って〈金峯神社〉で手をあわせてから、その先の〈西行庵〉までの山道を行くべきか迷いました。
前日の雨でぬかるんだ道を見上げて、一瞬ひるみました。でも、この次にもう登ってくることはないかもしれないからと思い、勇気を出して足を踏み出しました。そんなわたしを励ましてくれるように、どこからともなく鈴の音が響いていました。熊よけでしょうか?どなたかが付けて登っておられたようでした♪
かなりの山道で息があがってきます。アップダウンがあり、足元が滑るので転べば泥んこになりますから、足にチカラをこめて一歩一歩進みました。
この辺まで登ってくると、さくらはまだまだこれからという感じでした。
〈西行庵〉がひっそりとありました。
行く人の中には、登山靴を履き登山用スティックを両手に装備されてる人もあり、 それに比べるとわたしはあまりにも軽装で。真っ白なスニーカーを履いてきたのですが、それが土色に染まりました(T ^ T)
再び金峯神社、ケーブルバス乗場まで戻ってくると、ここからは舗装された道路を下っていきます。
〈高城山展望台〉で、シートを敷き座って休憩できました。朝食は近鉄電車の乗り換え駅ホームのベンチで惣菜パンを食べたのですが、昼食はここでおにぎりを食べました。準備してリュックに入れて持ってきたものです。
お天気もまずまず。雨は落ちてきそうにありません。木々の中を進みながら呼吸していると空気が美味しいデス(*´∀`*)
さらに下ると、さくらがちらほら見えるようになってきて〈吉野水分神社〉に出ました。境内のさくらが静かにそこにあり、お参りの皆さんが写真を撮っておられました。わたしも静かな気持ちでお参りしました。このさくらが長い間大切に守られてきたというのが感じられて、あたたかくこみあげてくるものがありました。
もう少し下ったあと急な坂があり、これを登ったら〈花矢倉展望台〉です。目の前に広がっているのは、霞んだ空さえも素晴らしい、この日、まさにこのために登ってきた「一目千本」の眺めでした(*´∀`*)
ただただ、見惚れながら下っていきます。
《上千本》から《中千本》へ下る途中で、〈如意輪寺〉に抜ける道を示す標識がありました。あとでわかったのですが、如意輪寺はちょうど中千本のさくらの中にあるお寺だったようです。この道を行けば新たな喜びが味わえたのかもしれませんが、この時のわたしはもうエネルギー切れ。歩行機能の消滅寸前でした(笑)。
地図で見ると《中千本》から《下千本》までには、まだまだ見どころの神社やお寺がたくさん建っていることがわかったのですが、わたしは一目散にバス停に向かったのです。
すぐにバスが来て吉野駅まで座って帰ることができました。そして、ここでもう一つ大きな驚きが待っていました。中千本バス停を出て、途中に〈如意輪寺〉の停留所を通るのですが、この間のバスの車窓からの眺めが凄かったんです。
前方も右も左も上の方も、さくら、さくら、さくらでした。薄ピンク色のさくらの中をバスは進み、まるで意識の遠く夢の中を走っているようでした(*´ω`*)
こうして吉野駅まで戻り、午後3時過ぎの電車を待って、やはり3時間の道のりを帰りました。
週明けしばらくは、足腰の筋肉痛がありましたが、やり切ったという思いが強く残っています。何と言っても〈世界遺産 吉野山〉に登ってきたのですから(`・ω・´)9



















